更年期の症状【不眠】
「眠つけない」「眠りが浅い」「朝早くに目が覚めてしまう」など、睡眠の悩みを抱える人は少なくありません。
一般的に、男女とも加齢にともなって不眠の頻度は高くなる傾向にあると言われます。そして女性は閉経前後に特に増えるという報告もあります。
今回は、更年期症状としての不眠について学んでいきましょう。
目次
不眠のタイプ
不眠は以下の4種類に分類されます。
- 入眠障害
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寝つきが悪い
- 中途覚醒
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途中で何度も目が覚める
- 早朝覚醒
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朝早く目が覚め、再び眠れない
- 熟眠障害
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ぐっすり眠った感じがしない
どうして更年期に不眠が起こりやすいのか
- セロトニン不足
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更年期に急激に減少する女性ホルモンのひとつエストロゲンは、睡眠に関わる「セロトニン」という脳内神経伝達物質の働きを守る役割があるため、不眠になりやすいと考えられています。
- 夜間のホットフラッシュ
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更年期にはエストロゲンの急激な減少によって、自律神経の調節機能も乱れてしまい体温調節がうまくいかず、ホットフラッシュ(ほてりや発汗)が起こります。ホットフラッシュが夜間起きて睡眠を妨げることがあります。
- 不安や落ち込み
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更年期症状で不安や落ち込みといった精神的な症状を感じることがあります。こうした症状も眠りにくくなる要因になります。
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更年期の不眠対策
セルフケアとしては、規則正しい生活を送ることが基本です。
とくに起床時が重要です。同じ時間に起き、しっかり朝日を浴びるようにしましょう。
就寝前の過ごし方にもポイントがあります。眠る2時間ほど前にぬるめの湯船につかって入浴をすませます。また、スマートフォンの画面を見るのは控えるようにしましょう。
不眠以外にも更年期症状があらわれている場合は、婦人科で相談してみましょう。
ホルモン補充療法や漢方療法の他にも、必要に応じて睡眠導入剤の使用が提案されることがあります。
日常生活への影響が大きい睡眠の悩みは、我慢せずに早めに相談してみましょう。
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