更年期 終わりのサインを知りたい!つらい症状からはいつ解放?

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更年期症状・更年期障害に悩んでいる女性は「いつ更年期が終わるのか知りたい」「更年期の終わりのサインが知りたい」と切実に願っています。終わりが見えてくれば、少しは気持ちが楽になるからです。

いっぽうで、あまりのつらさに更年期に終わりがないように感じてしまうことも……。

この記事では更年期真っ最中の女性が知りたいと感じている「更年期の終わり方」「終わりのサイン」などについてお伝えします。

目次

更年期の始まりと終わりは閉経が決めていた!?

更年期の基準となる「閉経」

閉経とは、卵巣の機能が少しずつ低下し、月経が完全になくなった状態のこと。

日本人の閉経年齢の中央値は 52 歳1と言われていますが、人によってさまざま。40代前半の早い時期に閉経する人もいれば、50代後半になって閉経する人もいます2

閉経は、月経が来ない状態が1年以上続いた時に、最後の月経にさかのぼって診断されます。つまり、後から振り返って1年前が閉経だったとわかるということです。

更年期はどうやって決まる?

人によって症状やタイミングに個人差のある更年期ですが、その期間は閉経によって決まります。

更年期とは閉経前の5年間と閉経後の5年間をあわせた10年間を指すもの。その間に女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌が徐々に低下するため、ホルモンバランスが乱れ、肩こりや疲労感・ホットフラッシュ・イライラなどの更年期症状を引き起こすのです。

更年期の終わりを知るためには、更年期の折り返し地点である閉経が一つの手掛かりに役立つかもしれません。 

更年期のピーク……一番つらい時期はいつ?

一般的に閉経の前後2年間はこの変動が大きくなるため、更年期の不調がピークになると言われています。

その理由には「エストロゲンの変動」が関係しています。

エストロゲンは、脳の視床下部から出される指令を受けて卵巣から分泌されます。

ところが、更年期では卵巣の機能が低下しており、脳が「もっと分泌せよ」と指令を出してもエストロゲンを分泌できる日と少ししか分泌できない日が生じることに。そのため、脳の指令と卵巣の反応にできるギャップが原因となり、エストロゲンの分泌が不安定になるのです。

そして指令を出している脳がパニックになり、自律神経が乱れることによって更年期症状が起こります。この不安定な状態に体が慣れていない時期が、更年期のピークなのです。

ピークを過ぎた後は個人差はありますが、閉経後5年ほど経過するとエストロゲンが少ない状態に体が慣れ、更年期症状は落ち着くことが多いようです。

更年期が終わった人のポジティブな体験談

必ず終わりが来る更年期ですが、つらいときは永遠に続くような気がしてしまうもの。そこで、更年期を終えた先輩女性のポジティブな声をご紹介します。

「前より元気になりました!」

更年期が終わったら前よりも元気になったという声もよく聞かれます。

更年期の最中は、何をしても体のだるさがとれず、肩こりや関節の痛み、やる気が起こらない日々を過ごすという方も少なくありません。

閉経して4~5年過ぎた頃から、倦怠感がなくなって体が楽になり、趣味などを楽しめるようになる方が増えるようです。

「何をしても痩せられなかったのに体重が減りました」

更年期が終わって痩せたという人もいます。

更年期は筋肉量の減少やエストロゲンの変動で、いつも通り過ごしてもなかなか痩せにくく、さらに仕事や子育てで慌ただしい毎日の中、更年期症状も重なってしまいイライラしてやけ食いしてしまうという悪循環におちいってしまうパターンが多いのです。

しかし更年期が終わると、悪循環から抜け出して体がすっきりしたことに気づく人もいるようです。

「気付いたらスッと楽になってました」

気づいたら更年期が終わっていたという人もいます。

体や気持ちが不安定になっても、「更年期だから仕方ないか」と思い、無理してやり過ごす日々。

そんなある日、家族など身近な人から「最近穏やかになったね」と言われ、「そういえば最近、更年期の不調がないな。更年期が終わったのか」と気づいたという終わり方もあるようです。

【更年期の終わり】のサインを知る方法はある?

更年期の終わりのサインは、残念ながらはっきりしたものはありません。更年期症状がなくなったと思ったら、忘れた頃に再び起こる場合もあります。

しかし、女性ホルモンの少ない状態に身体が慣れてくると、エストロゲンの変動が少なくなり、更年期にあらわれていた体や心の症状も次第に落ち着いていきます。「最近、不調が少なくなったな」と思ったら更年期の終わりに近づいていると考えてよいかもしれません。

更年期がいつ終わるのか心配しすぎると、かえってストレスになってしまう可能性も。体の変化をしなやかに受け止めましょう。

つらい時の合言葉「いつかは必ず終わる更年期」

更年期の終わりのサインは、エストロゲンが少ない状態に身体が慣れて、更年期症状が軽くなってきた「閉経して5年が経過した頃」であることをお伝えしました。

つらい更年期症状があると永遠に続くように感じてしまうかもしれませんが、必ず更年期は終わりを迎えます。更年期は身体が変化して次のステージに向かう通過点なのです。

「いつかは必ず終わる更年期」を合言葉にして更年期を乗り越えましょう!

参考文献

  1. Yasui T, Hayashi K, Mizunuma H, et al. Factors associated with premature ovarian failure, early menopause and earlier onset of menopause in Japanese women. Maturitas 2012; 72:249–255. ↩︎
  2. 玉田・岩崎 (1995). 本邦女性の閉経年齢. 日本産科婦人科学会雑誌, 47(9), 947-952. ↩︎

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この記事を書いた人

榎本真美子のアバター 榎本真美子 【看護師・保健師】

看護師・保健師
女性の健康総合アドバイザー
薬膳コーディネーター

都内総合病院の婦人科・乳腺科などに勤務後、女性総合診療のクリニックに従事。女性ホルモンと体・心のつながりについて理解を深め、さまざまな患者さんをサポートする。
その後、家族の転勤に伴い海外生活を経験。
健康管理やセルフケアの大切さを実感し、看護師ライターとして健康に役立つ情報発信に努めている。

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