更年期の症状【 頭皮・髪のトラブル】
最近なんだか髪に艶がなく、まとまりづらいと感じていませんか?
実は頭皮や髪のトラブルの原因にも女性ホルモンが影響しています。
また頭皮もお顔と同じ皮膚でできているため、ケアを怠るとくせ毛やパサつきの原因になります。
更年期に起こりやすい頭皮・髪のトラブルと対策について学んでいきましょう。
目次
更年期に頭皮・髪にトラブルが起きやすい理由
女性ホルモンの一つである、エストロゲンは髪の毛の成長を促す仕組みに影響を与え、ハリとコシのある健康的な髪の状態を保っています。
年齢と共にエストロゲンの分泌が減少すると、頭皮や髪も乾燥します。頭皮の乾燥はかゆみや湿疹につながることもあります。
さらにこの状態が続くと、髪のハリやコシが失われ1本1本が細くなり、ヘアスタイルのボリュームダウンに繋がります。さらに髪の毛の本数が減ったり、髪の毛が成長しないうちに抜けてしまい、抜け毛や薄毛の症状(女性型脱毛)が起こることもあるのです。
更年期の頭皮・髪のトラブル対策は?
頭皮・髪のトラブルがある場合、顔や体の肌もカサついていて、頭皮のふけが出る「乾燥性タイプ」と、Tゾーンが脂っぽい「脂性(脂漏性皮膚炎)タイプ」に分けられます。
対策の方法もそれぞれ異なります。自分の頭皮タイプに合わせて対策してみましょう。
乾燥性タイプ
洗いすぎると必要な油分が足りなくなり乾燥やかゆみの原因になります。保湿やドライヤーの当て方の工夫も有効です。
- 表面の汚れを落とすためにぬるま湯シャワーのみにする、またはシャンプーの量を減らすために薄めたもので洗う。
- シャンプーの頻度を2~3日に1回など自分の髪や頭皮の状態に合わせて行う。
- シャンプー後タオルドライをしたら、頭皮をオイルやローションで保湿。乾燥が酷い場合は、頭を洗う前に頭皮用オイルを直接つけてから洗髪する。
- ドライヤーは髪が7〜8割乾いたら送風にし、頭皮を乾かしすぎないように気をつける。
脂性(脂漏性皮膚炎)タイプ
食事や睡眠・ストレスなどの生活習慣の乱れが頭皮のベタつきに影響します。
また皮脂の分泌が多くなりすぎることで、頭皮に炎症が起こったり、脂分が毛穴に詰まったりして、毛髪が抜けやすい状態となるため頭皮を清潔に保つことも必要です。
- 肉や揚げ物など油っぽい物を多くとる食生活や、過剰な飲酒や喫煙を避ける。
- ホルモンバランスが崩れ、皮脂の過剰分泌につながるため睡眠やストレスへの対策をする。
- 頭皮への刺激が弱いアミノ酸系シャンプーなどをしっかり泡立ててから指の腹を使って優しく洗い、すすぎを十分に行う。
こうしたケアを行っても改善されない場合は自己判断せず、皮膚科で相談するようにしましょう。
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