更年期の症状【頭痛】

更年期世代で頭痛に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。実は女性ホルモンと関連した頭痛もあるのです。

更年期と頭痛の関係、そして対策について今回は学んでいきましょう。

目次

更年期に起こりやすい頭痛

一般的に更年期の女性に起こりやすい頭痛は「片頭痛」と「緊張型頭痛」の2つと言われています。

①片頭痛

  • 症状
    • 頭の片側を中心にズキンズキンと脈打つような痛み
    • 光・音に敏感になる
    • 視野にギザギザした光の模様があらわれる(閃輝暗点)
  • 誘因
    • 月経や更年期などの女性ホルモンの変化
    • ストレス、飲酒、光や強いにおい、天気や気圧の変化などさまざま
  • 対策
    • 暗く静かなことろで休む
    • 頭を冷やす
    • カフェインを摂る

片頭痛は血管が収縮拡張することによって起こる頭痛で、女性ホルモンの変動と関連しています。そのため女性ホルモンが減少し始める更年期には片頭痛が悪化しやすいと言われています。

➁緊張型頭痛

  • 症状
    • 首や肩の凝りをともなう頭痛
    • 締め付けられるようなにぶい痛み
  • 誘因
    • 頭から肩の筋肉が緊張して起こる血流の悪化
    • 精神的なストレス
  • 対策
    • 首や肩をこまめに動かす
    • 入浴で体を温める

緊張型頭痛と女性ホルモンとの関連はあまりないと考えられています。しかし、更年期世代にはストレスがかかりやすく、肩こりも起こりやすいため、緊張型頭痛を訴える方は少なくありません。

頭痛は放置せず病院で相談を

頭痛は日本人の4人に1人は悩んでいると言われているほど身近な症状ですが、ひどくなると生活に支障をきたすことや、大きな病気が隠れていることもあります。

また頭痛の種類によっては、セルフケアが逆効果になることもあります。

頭痛に悩んでいる方は、まず病院で相談して自分の頭痛のタイプを把握し、適切な治療やケアを受けるようにしましょう。

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