アーユルヴェーダ的1日の過ごし方 「ディナチャリア」後編

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みなさん、こんにちは。ヨガインストラクターでアーユルヴェーダ講師のMAMIです。

前回に引き続きディナチャリア をご紹介致します。

前編では朝の過ごし方をご紹介致しましたが、始めてみた方はいかがでしたか?

今まで朝起きるのが辛かった方も朝起きるってこんなにも気持ち良い自分で気づかない気づきを得ることができた朝ってこんなにも老廃物が溜まっているんだなど一人ひとり、小さな気づきを得ることができたのではないでしょうか。

継続することで、体の軽さや精神的な落ち着き、仕事の効率化がはかれることをより感じることができるでしょう。

さて、ディナチャリア後編は食事、夕方から寝るまでのおこないをご紹介していきます。

目次

アーユルヴェーダで推奨するの食事の取り方

みなさんは普段の食事はどのように摂取していますか?

1日3食を食べる方、仕事が忙しくて気がつくと毎日1食しか食べてなかった、外食ばかりしているなど様々な食事スタイルがあると思います。

アーユルヴェーダでは1日3食、決まった時間に摂取することを推奨しています。それはアグニの火(消化力)が関わってくるからです。

また、1日の食事の中で一番摂取して良いのが昼食になります。なぜ昼食が一番摂取量が多くても大丈夫なのでしょうか。

vol.1で紹介した5大元素とドーシャは、季節、時間帯によってそれぞれのドーシャが優位になります。ディナチャリアでは、この時間帯によって1日のサイクルを行うことが本来持っている自然の生き方により近づけた過ごし方ができ、健康で幸福であると考えます。

それぞれの時間帯、季節を表でみていきましょう。

それぞれのドーシャが優位になる時間帯のエネルギーを使うことで、よりドーシャが持っている特徴を活かしながら活動ができます。

また、時間、季節で優位になるドーシャが少なからず影響していくことを知りながら、ドーシャのバランスを整えることもできます。

先ほどの食事に戻りますが、この表をみて、どの時間帯が一番消化力の働きが活発になるかわかったでしょうか。火である、ピッタの時間が消化力を高めます。そのため、この時間が3食のうちの最も摂取してよい時間帯となります。

ピッタの時間は、カパ・ヴァータの時間よりも遥かにアグニ(消化力・消化の火)が働きます。そのため、少し多めに摂取したり、重たい食事を摂取しても火のエネルギーが消化活動してくれます。(ドーシャの乱れで消化力が落ちてる場合は除きます)

逆に重たいエネルギーが強いカパの時間帯は消化力が弱まるため消化に時間がかかるので、一番少ない量、消化の良いものを摂取することが大切です。アーユルヴェーダでは食事の割合としては5:7:2が理想です。

体型、性別によって食事量の目安が異なるため、気づきの目安として、食事を摂取した後、胃から上がってくる空気、ゲップのようなポコっとした音が聞こえたらもう十分摂取できているサインになります。

そのため、食事中は食べてるもの、食べてる自分に意識を向けて、食事が体の中に入ってきた時にどう流れていくか観察してあげること、食べ物を味わいながら食べることがサインに気付けることにつながります。

是非、食べることに集中する食べる瞑想をおこなってみてください。

アーユルヴェーダ的仕事を終えてから寝るまでの過ごし方

次に仕事を終えて寝るまでの過ごし方をお伝えしていきます。先ほどの時間・季節の表をみながら寝るまでの過ごし方をみていきましょう。

アーユルヴェーダではカパの時間帯である18時〜22時の間に就寝することが良質な睡眠がとれると考えます。そのため、夕食は寝る2時間〜3時間前に済ませて、寝るまでに胃の中にほとんど残っていない状態で就寝します。

また、ピッタの時間である22時〜2時はアグニの火を休める時間としても大切になってきます。ピッタは皮膚、肝臓、胃など内臓も司っているため、内臓を休ませる、皮膚の活性を助ける働きを促すためにもこの時間に深い眠りを確保することが大切です。

良質な睡眠を得るためにご自身でできるケアをいくつかご紹介します。

・お風呂に入る前のオイルマッサージ

朝のディナチャリアでもおこなっていましたが、夜は、睡眠の質高める、リラックス効果をもたらす、マッサージをする

・寝つきが悪いときはホットミルクにナツメグ、少し冷ましてから蜂蜜を加えて飲む

・リラックス効果のあるアロマを寝る前に焚く

・目からの情報はピッタを刺激し交感神経を優位にしてしまう恐れがあるので、最低寝る1時間前は携帯、TV、本は見ない

・寝室の環境を整える

・深呼吸をして心を落ち着かせる。ナディショーダナもオススメ

Vol.3 動画が掲載されています)

寝る前には1日の反省(振り返り、手放し)、瞑想をおこない心身共に穏やかな状態でベッドに入りましょう。

アーユルヴェーダー的パートナーシップとは

最後にパートナーシップ(性生活)をお伝えします。

アーユルヴェーダでは、季節によって性生活の回数が異なってきます。

・春・秋:4日毎

・夏・雨季:15日に1回

・冬:制限なし

ご自身のドーシャ、パートナーのドーシャを知る事で、乱れやすい季節は通常の回数より減らし、体力がないヴァータ体質であれば時間を短くする、ピッタ体質の人が過剰になりやすい夏の季節は、回数を減らす他に、風通しのよい環境を作るなどドーシャが乱れにくい状態で行います。

また、健康な子どもを作るには冬の季節が良いため、夏から冬にかけてパンチャカルマをおこない、浄化をしていきます

決まった時間に決まったおこないをすることで、バランスを整える

以上がディナチャリア(1日の過ごし方)となります。

前編、後編とご紹介していきましたが、1日を通してのおこないの中で何か気づいたことはありますのでしょうか?

それは、自分と向き合い、見つめる時間が多くあるということです。

日々無意識に過ごしていた毎日を意識的に過ごす事ができ、小さな変化に気づきます。

また、決まった時間に決まったおこないをする事で、体内リズムが整い、アグニの働きがスムーズになり、オージャス(活力素)が生成されます。

自然との調和が感じられ、自然の変化にも敏感になってきます。

そして、バランスが取れた状態が増えることで、アンバランスな状態になりづらくなります。

私たちを構成している5大元素のバランスが整うことは健康と幸福をもたらします。

心と体、魂のバランス、自然、宇宙とのバランスを整え、健康で、幸福な人生を送っていきましょう。

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この記事を書いた人

MAMIのアバター MAMI 【アーユルヴェーダ講師】

アーユルヴェーダ講師
セラピスト/ヨガインストラクター
看護師
シータヒーリング プラクティショナー

看護師として勤務した後、趣味だったヨガを深めるためにRYT200時間を受講。ヨガを学ぶ中でヨガの奥深さを知りヨガの道へ。その後アーユルヴェーダと出会い看護師時代にあった疑問が解消されていくことをきっかけにアーユルヴェーダ講師、セラピストコースを修了。現在はフリーランスとしてレッスン、パーソナルを開催。
22年9月に『アーユルヴェーダサロンsodashi』を開業。

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

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