【MENOPO CHECK FOR WOMENの結果が届いたら】レベル1〜4の見方と次にすること

MENOPO CHECK FOR WOMENの結果が届き、
「このレベルは良いの?」
「何をすればいい?」
と戸惑っていませんか。
MENOPO CHECKの結果は、今の体の変化に気づくための一つの材料です。レベルだけで判断せず、年齢や月経の変化、自覚症状と合わせて見ることで、次に何をすればよいかが見えてきます。
この記事では、MENOPO CHECK FOR WOMENで分かること・分からないことを整理し、レベルの見方と、結果を受け取ったあとにできる5つのことをお伝えします。
MENOPO CHECK FOR WOMENで分かること・分からないこと

MENOPO CHECK FOR WOMEN(以下、MENOPO CHECK)は、毛髪に含まれる女性ホルモンの一つ「プロゲステロン」の量を測る検査です。後頭部の髪を根元から3cm以上、10〜15本ほど採取し、そこに含まれるプロゲステロン量を調べます。
分かること
髪は1か月に約1cm伸びるため、根元3cmにはおよそ直近3か月分の情報が記録されています。つまり、この検査で分かるのは、直近約3か月の毛髪プロゲステロン量の平均的な状態です。
女性ホルモンは1日の中でも、月経周期の中でも大きく変動します。ホルモンを調べる方法として一般的なのは医療機関での血液検査ですが、採血したその瞬間を切り取るため、測るタイミングによって結果が変わります。
一方、毛髪検査は数か月分を平均して見るため、採取した瞬間の変動に左右されにくいという特徴があります。
分からないこと
- 更年期かどうかの診断
- 閉経がいつ来るか
- 今ある不調の原因や、病気の有無
更年期かどうかは、年齢や月経の状況、症状などをもとに医師が総合的に判断します。MENOPO CHECKの結果は、体の変化に気づくための一つの材料と考えてください。
【MENOPO CHECK FOR WOMEN】レベル1〜4と、定量下限未満の受け止め方
結果には、測定値とあわせてレベル1〜4が表示されます。レベルは、毛髪に含まれるプロゲステロン量がどの範囲にあるかを示す目安です。レベル1は最も低い範囲、レベル4は最も高い範囲を示します。
ただし、レベルが低いから悪い、高いから安心と受け止めるのではなく、年齢や月経の状況、自覚症状と照らし合わせることが大切です。
「定量下限未満」と表示された方へ
「定量下限未満」は、毛髪に含まれるプロゲステロン量が、検査で正確な数値を出せる範囲より少なかったという意味です。この表示だけで、病気や異常があるとは判断できません。閉経後はプロゲステロン量が低くなるため、「定量下限未満」と表示されることもあります。
なお、採取前1か月以内のカラーリング(白髪染め、カラートリートメント、ヘナを含む)、ブリーチ、パーマは、測定値に影響する可能性があります。採取前6か月以内にピルを服用していた方や、HRT(ホルモン補充療法)などのホルモン治療を受けていた方も、測定値に影響している可能性があります。心当たりがある場合は、その点も踏まえて結果を確認してください。
やること① 結果を年齢・月経の状況・自覚症状と照らし合わせる

MENOPO CHECKの結果が届いたら、レベルだけで判断せず、年齢や月経の状況、今感じている症状と照らし合わせてみましょう。そうすることで、今の自分の状態を捉えやすくなり、次に何をすればよいかを考える手がかりになります。
プロゲステロン量のレベルが低かったとき
40代後半〜50代の場合
40代後半〜50代では、年齢とともにプロゲステロン量が低くなることがあります。症状がつらくなく、月経に気になる変化もなければ、レベルだけを理由に急いで受診する必要はありません。ただし、不正出血など、月経や出血の変化が気になるときは、早めに婦人科へ相談してください。
30代〜40代前半の場合
まず確認したいのは、月経の状況です。妊娠・授乳中などを除き、3か月以上月経が来ていない、月経周期が大きく乱れているといった変化があれば、婦人科に相談してください。

プロゲステロン量のレベルは高いのに、つらい症状があるとき
レベルが高くても、つらい症状がある場合は、婦人科やかかりつけ医に相談しましょう。
MENOPO CHECKのレベルは、毛髪に含まれるプロゲステロン量の範囲を示すもので、症状の強さや原因を表すものではありません。
ほてりや動悸、疲れやすさ、気分の落ち込みなどは、更年期に伴って現れることもあれば、甲状腺機能の異常や貧血、睡眠不足、強いストレスなどが関係している場合もあります。MENOPO CHECKだけでは症状の原因までは分からないため、つらい症状をレベルだけで判断しないことが大切です。

やること② 自覚症状を点数化する(SMI)

更年期の自覚症状は、SMI(簡略更年期指数)を使って点数化し、記録しておきましょう。「なんとなく不調」という状態を整理でき、受診するかどうかを考える目安にもなります。
SMIでは、ほてり、発汗、冷え、動悸、睡眠の悩み、いらだち、気分の落ち込み、頭痛やめまい、疲れやすさ、肩こりや腰痛などの10項目について、症状の程度を4段階で回答します。
点数が高いほど症状が強い傾向にあり、51点以上が受診を検討する目安です。ただし、50点以下でも症状がつらい場合や、日常生活に支障が出ている場合は、医療機関へ相談しましょう。
MENOPO CHECKのレベルとSMIの点数、月経の状況、気になる症状、記録した日をまとめておくと、受診時の説明や、その後の変化を振り返る際に役立ちます。
やること③ 生活習慣を見直す

生活習慣を見直す目的は、MENOPO CHECKのレベルを上げることではなく、今ある症状を和らげ、将来の健康を守ることです。
年齢に伴うホルモンの変化は自然なものであり、努力によって元の状態に戻すものではありません。無理なく続けられることから取り入れてみましょう。
- 睡眠:寝室を涼しく保つ、寝る前のアルコールやカフェインを控えるなど、眠りを妨げる要因を一つずつ減らしましょう。
- 食事:欠食を避け、たんぱく質やカルシウムを意識して取りましょう。
- 運動:無理のない範囲で、早歩きや軽い筋トレなど、骨や筋肉に適度な負荷がかかる運動を習慣にしましょう。
- 定期的な健康チェック:更年期以降は、骨密度やコレステロール値にも変化が現れやすくなります。健康診断の結果を確認し、必要に応じて骨密度検査も検討しましょう。
やること④ 必要なら婦人科で相談する

MENOPO CHECKのレベルにかかわらず、つらい症状や気になる月経の変化がある場合は、婦人科に相談しましょう。
受診を検討する目安は、次のとおりです。
- 症状がつらく、家事や仕事に支障が出ている
- 眠れない、気分が落ち込むといった状態が続いている
- 出血量が非常に多い、出血が長く続く、月経以外の出血(不正出血)がある
- 30代〜40代前半で、妊娠・授乳中などを除き、月経が3か月以上来ていない、または月経周期が大きく乱れている
- SMIが51点以上、または50点以下でも症状がつらい
レベルは、受診の必要性を判断する基準ではありません。レベルが高くても症状がつらければ相談し、レベルが低くても症状や月経に気になる変化がなければ、レベルだけを理由に急いで受診する必要があるとは限りません。
受診すべきか迷う場合は、一人で判断せず、MENOPO CHECK利用者向けのチャット相談も活用してください。

やること⑤ 時期をあけて、もう一度測る

体の状態は時間とともに変わります。今の自分を知る材料として、時期をあけて、MENOPO CHECKをもう一度受けてみましょう。
おすすめのタイミングは、体の感じ方が変わってきたときです。以前は感じなかった症状が出てきた、症状の出方が変わってきた、生活のリズムが大きく変わった、など。そうしたときに測ると、前回との違いを見る手がかりになります。
再検査は、前回から3か月以上あけてください。MENOPO CHECKは根元3cmの毛髪から、およそ直近3か月分の平均値を算出しています。3か月未満で受けると測る期間が前回と重なり、変化を読み取りにくくなります。ピルの服用やホルモン治療をやめた場合は、測定値に影響する可能性があるため、6か月以上あけてください。
再検査の目的はレベルを上げることではありません。前回と今で何が変わったかを知り、生活の整え方や受診の判断に使うことです。
ただし、閉経後はプロゲステロン量が低い状態で推移し、再検査をしても大きな変化がみられにくい可能性があります。この時期は、骨密度やコレステロール値など、これからの健康管理にも目を向けましょう。
MENOPO CHECKの結果をこれからの健康管理に活かそう

MENOPO CHECKのレベルだけで、体の状態の良し悪しを判断することはできません。年齢や月経の変化、自覚症状と照らし合わせ、今の自分に必要な行動を考えることが大切です。
気になる症状や月経の変化がなければ、生活習慣を整えながら経過を記録しておくと、再検査した際に今回の結果と比較しやすくなります。
一方、つらい症状や月経に気になる変化がある場合は、レベルにかかわらず婦人科に相談しましょう。
MENOPO CHECKの結果は、今の自分を知り、これからの体を大切にするためのきっかけです。すべてを一度に変えようとせず、できることから一つずつ始めていきましょう。
参考文献
- 小山嵩夫ほか「更年期婦人における漢方療法―簡略化した更年期指数による評価」産婦人科漢方研究のあゆみ 1992;9:30-34
- MENOPO CHECK FOR WOMEN 公式サイト「FAQ・注意事項」
- 日本女性心身医学会「更年期障害」
- 日本女性心身医学会「無月経」







