更年期に目がかすむ・疲れる原因は?目の不調を和らげるセルフケアと受診の目安

目がかすむ・目が疲れる…40代からのすっきりアイケア
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更年期に入ってから「目がかすむ」「なんだか目が疲れやすい」と感じたことはありませんか?更年期の目の不調には、女性ホルモンの減少や自律神経の乱れが関係していると考えられています。

本記事では、更年期に起こりやすい目の不調の症状や原因、今日からできるセルフケアなどについてご紹介します。

目次

更年期の「目の不調」起こりやすい症状

更年期になると、目に関するさまざまな不調を感じる方が増えてきます。ここでは代表的な5つの症状をみていきましょう。

目のかすみ

視界がぼやけて、文字や物の輪郭がはっきり見えなくなる症状です。

更年期の目のかすみには、涙の質や量の変化が影響していることが多いとされています。加齢による老眼と症状が似ているため、見分けがつきにくい方も少なくありません。

目の疲れ・重だるさ

目の奥がずっしりと重く感じる、少し作業しただけで疲れを感じるなど「眼精疲労」と呼ばれる症状のひとつです。1)

更年期の眼精疲労は、ホルモンバランスの変化によって目の調節機能や血流が低下し、通常よりも疲れやすくなっていると考えられています。人によっては、休んでも目の不調が回復しにくいと感じる場合もあります。

目が乾く(ドライアイ)

目の表面が乾いてパサついたり、しょぼしょぼしたりする症状です。「更年期になってから目がしょぼしょぼする」と感じる方の多くは、涙の分泌量が減っていることが背景にあります。

その結果、まばたきの回数が増えたり、目の中に異物感を覚えたりすることもあります。

目の奥の痛み

更年期に入って、目の奥の痛みに悩む方も少なくありません。目の奥がズキズキしたり、こめかみまで響くような痛みを感じたりすることもあります。

自律神経の乱れによって、目の周りの血流が滞ることが一因と考えられています。

目の不快感

目がチカチカする、光がまぶしい、まぶたが重いといった目の違和感も、更年期にはよく見られます。こうした目の不快感には、自律神経の乱れが関わっていると考えられています。

更年期に目の不調が起こるのはなぜ?主な3つの原因

「更年期と目の不調、一体どんな関係があるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。ここでは、主な3つの原因を解説します。

エストロゲン(女性ホルモン)の減少と自律神経の乱れ

更年期になると卵巣の機能が低下し、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が減少していきます。2)エストロゲンには自律神経を安定させるはたらきがあるため、分泌量が減ることで自律神経が乱れやすくなるのです。

自律神経は目の血流や涙の分泌にも関わっており、自律神経が乱れると、目の不調として現れることがあります。

涙の質の低下とドライアイ

エストロゲンは涙腺のはたらきにも関係しています。そのため、エストロゲンの分泌量が減ると涙の質や量が変化し、目が乾燥しやすくなるのです。これが、更年期にドライアイの症状が増える理由のひとつです。

目が疲れやすい生活習慣

スマートフォンやパソコンを長時間使う生活も、目の不調を悪化させる要因となります。もともと更年期でホルモンバランスが乱れているところに、目を酷使する習慣が重なることで、症状がより強く出やすくなるのです。

今日からできる!更年期の目の不調を和らげるセルフケア

目の不調は、日々の習慣を見直すことで和らげられる場合があります。今日から取り入れやすい方法を4つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目を温めて「血行促進」

蒸しタオルやホットアイマスクで目もとを温めると、血行が促され、目の周りの筋肉のこわばりがやわらぎやすくなります。就寝前や仕事の合間など、リラックスできるタイミングで取り入れてみましょう。

目をリフレッシュ「こまめな休息」

目をリフレッシュさせるコツは、遠くを見て、目のピントを調節する筋肉を休ませることです。スマートフォンやパソコンでの作業を50分ほど続けたら、1〜2分ほど画面から目を離し、遠くの景色を眺める時間を作ってみてください。

質のよい「睡眠」

睡眠不足は自律神経の乱れを助長し、目の疲れを増幅させてしまいます。就寝前のスマートフォン操作は控え、目と心をゆっくり休めましょう。

市販の目薬を活用

市販の目薬は、防腐剤無添加やヒアルロン酸配合など、目にやさしい処方の製品を選ぶとよいでしょう。たくさんの商品から自分に合った一本を見つけるのは大変なので、薬局の薬剤師や眼科で相談してみるのもひとつの方法です。

こんな目の不調には注意!病院(眼科・婦人科)に行くべきサイン

セルフケアを続けても症状が改善しない場合や、以下のようなサインがある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

  • 視界のかすみや目の痛みが2週間以上続く
  • 目の不調が日常生活に支障をきたしている
  • 急に視力が落ちた、見え方が大きく変化した
  • 頭痛や吐き気を伴う

これらの症状がみられる場合、ほかの病気が原因である可能性もあります。自己判断で様子見とせず、専門医に相談してみましょう。目の症状が主な場合は眼科、そのほかの更年期症状も気になる場合は婦人科でまずは相談することをおすすめします。

目の不調は、更年期のサインのひとつかも?早めに対処しよう

本記事では、更年期の目の不調について、代表的な症状や原因、セルフケアの方法などを説明しました。目のかすみや疲れも、実は更年期のサインのひとつかもしれません。

目のかすみや疲れ、乾き、痛みなどは、エストロゲンの減少や自律神経の乱れが関係しています。まずは目を温めたり、こまめに休息を取ったりと、できることから始めてみましょう。

それでも不調が続く場合は、無理せず眼科や婦人科に相談してください。

参考

1)公益財団法人日本眼科学会 眼精疲労(目の疲れ) https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=26

2)公益財団法人 日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/citizen/5717/

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この記事を書いた人

立岩 奈緒のアバター 立岩 奈緒 【看護師】立岩奈緒

看護師として、9年間病院で勤務。
血液内科・神経内科・整形外科・婦人科外科・泌尿器科を経験。
現在は3児の母として家事・育児に奮闘しながら、Webライターとして医療・健康に関するコラムの執筆をしています。
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