【体験談】ED経験者は20年で2倍以上に…パートナーにはどう伝える?

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英語で「勃起不全」を意味する「Erectile Dysfunction」を略して称されているのが、男性の性機能障害であるED。完全に勃起しなくなった状態だけでなく、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、勃起しても維持できない状態が持続または再発する、硬さが不十分などの症状も含めてEDとされています。

原因は加齢や男性ホルモンの低下だけではなく、精神的なストレスによる心因性、神経系や血管などの障害による器質性、それら複数の要素を合わせ持った混合性、薬の副作用による薬剤性などさまざまです。

日本におけるEDの有病率は、1998年の白井らの報告によると 1130 万人と言われています。これは、日本人男性の4人に1人がEDで悩んでいることになります。

そこでTRULYでは、ED経験者を対象にアンケートを実施し、症状やパートナーとの関係などについて教えてもらいました。

目次

ケース1 「けなされたトラウマが原因」(55歳・男性の場合)

こちらの男性が初めてEDになったのは、30代半ばの頃。きっかけは、身体についてけなされたことがトラウマとなり、自分に自信がなくなってしまったことだった、と振り返ります。その後、現在に至るまで断続的に症状が出ることがあるといい、20年近くも悩みを抱えていることになります。にもかかわらず、こういった症状で診察を受けることに強い抵抗感があることと、どの医療機関がいいのかわからず、治療を受けたことはないのだとか。

そんななか、EDの症状に気が付いていたパートナーとは話し合いをしたそうです。「妻は自分が原因ではないかとかなり悩んでいたみたいですが、『肉体的な愛=精神的な愛ではない』とお互いに理解しました。夫婦生活において効果があったものとしては、いつもとは場所を変え、音楽を使って雰囲気を盛り上げたりすることです」と話します。繊細な内容ではありますが、きちんと理解をし合えたからこそ、現在は長い間セックスレスではあるものの、パートナーとの仲は良好とのことです。

経験者からEDに悩んでいる方へメッセージ

それだけが人生ではないですし、それだけが男の甲斐性ではありません。もし、理解してくれるパートナーがいるのであれば、大切にすることを意識しましょう。

ケース2 「加齢による影響からEDに」(56歳・男性の場合)

54歳のときにEDになったというこちらの男性。原因は加齢によるものだと言いますが、すぐに専門のクリニックに駆け込み、診察を受けることに。運動療法と薬によって改善が見られているところはあるものの、現在も治療は続けているそうです。

パートナーには自分で伝えたと言いますが、関係において大きな変化といえば性生活がなくなったこと。「早く治して欲しい」と言って、工夫をしてくれるパートナーに元気づけられる部分もあるそうです。

経験者からEDに悩んでいる方へメッセージ

まずは、諦めないでください。そして、自分にあった解決法があると思うので、それを見つけられるようにがんばりましょう。

ケース3 「喫煙が要因の可能性も」(57歳・男性の場合)

45歳くらいから、ずっとEDの症状が続いているという男性。病院で診察を受けたことはないため、はっきりとした原因はわからないものの、喫煙も要因のひとつになっているのではないかと考えているようです。

実際、煙草に含まれているニコチンには血行を悪くする作用があるため、勃起しにくくなると言われており、喫煙が男性の性欲低下のリスク因子になるという研究結果*も出ています。

現在、こちらの男性は亜鉛が入っている市販のサプリメントを飲むことで、効果を感じられるときもあるそうですが、恥ずかしい思いから誰にも相談したことがないと話します。ほかの回答者からも恥ずかしさや情けなさ、パートナーに対する申し訳なさから、EDを誰にも打ち明けられないという声は多く見られました。

経験者からEDに悩んでいる方へメッセージ

僕の場合は、サプリメントを飲んでみるところから始めてみました。みなさんも、焦らないことが大事だと思います。

パートナーに抵抗なく言える人と、まったく言えない人に大きくわかれた今回のアンケート。打ち明けるのは難しいことではありますが、パートナーから理解を得ている人のほうが、パートナーの存在が支えとなり、前向きに治療しようという気持ちになっているように感じられました。特に、パートナーとの性生活においても影響を与えることでもあるため、一緒に解決していく気持ちは改善に向けて大きな後押しとなってくれるはずです。

また、回答者のなかには、自身で海外からジェネリック医薬品を購入しているという人もいましたが、以前から健康被害の恐れのある偽造薬が出回っていることも問題になっています。また、個人で薬を入手すると、一定以上の副作用で健康被害にあった場合に治療費の一部を負担してくれる公的な制度である医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。病院で処方できる治療薬でもジェネリック医薬品があり、以前よりも金額的な負担は軽くなっています。EDの相談・治療には、まず医師の診察を受けるようにしましょう。

受診はハードルが高いと感じる方は、ネットで簡単なセルフチェックをすることもできるので、そういったものも活用しながら自分の症状を知る参考にしてみてください。

*金沢大学大学院 医薬保健学総合研究科 泌尿器集学的治療学 重原一慶他,Sexual medicine. 2021 Oct;9(5);100426. pii: S2050-1161(21)00106-9. 

この記事を監修した専門家

監修助産師/看護師

東衣里


助産師として大学病院産科病棟・外来にて勤務。その後、大手百貨店で妊娠・出産・育児を中心とした相談業務を担当。また、都内複数の区からの委託を受け、こんにちは赤ちゃん訪問(出産後の新生児訪問)にも従事。

現在はTRULYにて、チャット相談業務や記事執筆などを担当。地方へ移住して、リモートワークという形で仕事とプライベートを両立。自身も、働く女性・一児の母として、困っている女性の気持ちに寄り添った、実現可能なアドバイスを心がけている。

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この記事を書いた人

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