【体験談】妻の出産を機にセックスレスに…20代でEDになった男性が明かすストレス
日本での患者数は、推計1130万人を超えると言われているED(勃起不全)。加齢によるものが大きな原因と思われがちですが、20代や30代といった若い世代でもEDを経験する人が増えているのが現状です。
その理由としては、精神的なストレスによる心因性、神経系や血管などの病気による器質性、それら両方の要素を合わせ持った混合性、薬の副作用による薬剤性など、EDを引き起こす原因が多岐にわたっていることが挙げられます。そこでTRULYでは、現在EDの症状に悩まされているという31歳の男性Oさんにリアルな体験談をお伺いしました。
取材対象者
Oさん(会社員・31歳)
家族構成:妻、子ども(2歳)
EDの自覚症状が出てきたのは、いまから3年ほど前のこと。仕事が激務になったことで適応障害になり、EDや帯状疱疹などの症状が現れるようになったと話します。
「1か月ほど悩んだあと、泌尿器科に通院していた時期もありますが、カウンセリングのみで、薬物治療はありませんでした。摂ったほうがいい栄養素の指導や生活習慣病に関する治療だけで様子を見るという方針だったので、自分が思っていた治療とは違っていたのかなと。いまもできることがあればしたいとは考えていますが、それ以来あまり病院に行きたいと思わなくなりました」
病院以外に、気軽に相談できるところが欲しい
そういった経験から、現在はインターネットを使って自身で情報を集めることが多くなっているのだとか。
「検索ワードは、『30代 ED 原因 医者にかからない治療 セルフケア』といった感じで入れていますが、調べれば調べるほどわからなくなっているような気がしているところです。できれば、自分の身元も顔もわからない状態で、気軽に相談できるところがあったらいいなとは思っています」
自信を取り戻し、セックスレスを解消するのが目標
EDになったことで自信をなくしてしまったというOさんですが、克服したいもうひとつの理由は妻の存在。
「実は、まだ妻にもEDであることを言えていないですが、子どもが生まれてから一度も夫婦生活がないので、セックスレスの状態が続いています。いまでは妻が女性というよりも、家族という感覚になったこともありますが、セックスをしたい気持ちがあっても反応がありません。僕がEDであることを知らない会社の同僚と、試しに風俗にも行ってみましたが、そこでも勃たなかったのがショックでした。EDになってから、サイズも小さくなってしまったように感じているので、男性としての自信を取り戻し、妻ともまた夫婦生活を送れるようになりたいです」
現在は、具体的な対策は取っていないそうですが、インターネットでの情報収集を続けるなかで、運動やセルフケアに取り組んでみたいと考えているのだとか。病院での診察に対してハードルが高いと感じる人は多いようですが、最近はEDのオンライン診療サービスを行っているサイトもできているので、病院に行かなくても気軽に診察が受けられ、薬も処方してもらうことが可能となっています。
深刻な悩みを抱えている人が増えているにもかかわらず、日本では医療機関に行く人はED患者数の5%以下と言われているので、自分のため、そしてパートナーのためにも、まずはこういったサービスを利用するところから始めてみるのもオススメです。