【更年期】生理が終わらない・鮮血が止まらない!不正出血との違いも解説

生理が終わらない! ダラダラ続く更年期の生理を解説!
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「ナプキンが手放せない」
「やっと終わったと思ったら、また鮮血…」

40代を過ぎると、こんな生理トラブルに悩む女性がぐっと増えます。

「これっていつまで続くの?」「病気のサイン?」と不安になりますよね。

この記事では、更年期の月経の変化に焦点を当て、長引く生理や不正出血・鮮血が見られる理由と対処法について解説します。

目次

終わったと思ったら次の生理「閉経前の長引く生理」体験談

47歳の美穂子さん(仮名)は、ここ半年ほど生理周期が乱れ始めました。以前はきっちり28日周期で5〜6日でスッと終わっていたのに、最近では1週間以上、時には10日近く出血が続くことも。

 

やっと終わったと思ったら、また次の生理が来て……
ナプキンを手放せない日が続いて困っています
経血の量は以前より少ないものの、鮮血がダラダラと続くことも多くて、これって閉経前のサイン? それとも何かの病気?と不安です

美穂子さんのように、40代後半から50代にかけて月経が長引いたり、間隔が不安定になったりするのは珍しいことではありません。とはいえ、「終わったと思ったらまた来た」という状況が続くと、体も心もぐったりしてしまいます。

【更年期】生理が何日続いたら受診のサイン?

正常な生理の持続日数は約3〜7日間1 8日以上続く場合は「過長月経」と呼ばれ、受診の目安になります。

出血が長引くと鉄分が失われ、貧血や疲れやすさにつながることも。「更年期だから」と我慢せず、気になったら早めに婦人科へ相談しましょう。

そもそも不正出血って何?生理との違いは?

生理と生理の間や、生理ではないタイミングで出血がある場合は不正出血です。

生理(月経)不正出血
子宮内膜が剥がれ落ちることで起こる、周期的な出血。

周期:約25〜38日おき
期間:約3〜7日間
量:多い日・少ない日の波がある
生理の周期とは関係なく起こる出血のこと。

例)生理と生理の間に出血がある  
閉経後なのに出血がある  
生理が終わったはずなのにまた出血する

「生理が長引いているだけ」と思っていても、実は不正出血だったというケースも少なくありません。

更年期にはホルモン変化で不正出血が起こることがありますが、子宮や卵巣の病気のサインであることもあるため、自己判断は禁物です。

更年期の【生理が終わらない・不正出血】何が原因?

更年期の出血トラブルには「ホルモンの乱れ」と「子宮・卵巣の病気」という2つの原因があります。症状だけでどちらかを判断するのは難しいため、気になる症状があれば婦人科へ相談しましょう。

➀ホルモンの乱れで子宮内膜がうまく剥がれなくなる

更年期は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスが大きく揺らぎます。

エストロゲン
(卵胞ホルモン)
子宮の内側(内膜)を厚くする役割があります。更年期に乱高下すると、内膜が予想以上に厚くなりすぎることがあります。
 → 出血がダラダラと長引く原因に
プロゲステロン
(黄体ホルモン)
内膜を安定させ、きれいに剥がす役割があります。不足すると内膜がたまり続け、ある日一気に剥がれることがあります。
 → 鮮血が大量に出る・不正出血の原因に

②子宮・卵巣の病気

出血が長引く・不正出血がある場合、子宮や卵巣の病気が原因のこともあります。

子宮筋腫

子宮の筋肉層にできる良性の腫瘍。サイズや位置によっては経血が大量になったり、生理が長引く原因になります。月経痛や貧血を伴うこともあります。

子宮内膜症

子宮内膜が子宮の外側や他の臓器に広がる病気。不正出血や強い月経痛が起こりやすく、放置すると悪化することがあります。

子宮内膜ポリープ

子宮内膜にできる良性の突起。「終わったと思ったらまた出血する」という症状が特徴的で、月経が不規則になることがあります。

卵巣嚢腫

卵巣に液体が溜まった袋状の腫れ物。捻転すると激しい痛みが起こるため、定期的なチェックが大切です。

早発閉経

40歳より前に卵巣機能が低下し、閉経する状態。ホルモンバランスが大きく乱れ、不規則な出血が起こることがあります。

子宮体がん

更年期以降に増える婦人科がんのひとつ。不正出血は子宮体がんの最も多い初期症状です。「生理じゃないのに出血がある」「閉経後なのに出血した」という場合は、量が少なくても必ず婦人科を受診してください。

これらの病気は、婦人科での診察・治療が必要です。定期的な検診以外にも、月経の変化に気づいた時には早めに婦人科で相談しましょう。

ダラダラ長引く更年期の生理への対処方法

更年期の長引く生理は不快な症状の一つですが、適切な対処方法を知ることで症状の改善を目指すことができます。

➀まずは婦人科へ!受診の目安とは?

1つでも当てはまるなら、婦人科へ。出血中でも診察は受けられます。

  1. 月経が8日以上続く
  2. レバーのような塊が出る
  3. ナプキンが1〜2時間でいっぱいになるほど出血が多い
  4. 生理痛がいつもよりもひどくなっている
  5. 生理じゃないのに出血がある(不正出血)
  6. 出血が続くことでストレスや不安が強くなっている

②ストレスや疲れのケア

ストレスはホルモン分泌に直接影響します。「完璧にやらなきゃ」をいったん手放して、好きなことや散歩・瞑想など、心がほっとする時間を意識的に作りましょう。十分な睡眠も、ホルモンバランスを整える大切なセルフケアです。

③生活習慣の見直し

バランスのよい食事、適度な運動、こまめな水分補給は、長引く生理や不正出血の緩和に有効です。とくにカフェインやアルコールは出血を悪化させることがあるので控えめに。

④漢方やサプリ

漢方薬やサプリメントの中には、更年期の生理トラブルへの効果が期待できるものがあります。イソフラボン・マグネシウム・ビタミンB6などはホルモンバランスのサポートとして知られています。自分に合ったものを選ぶために、まずは医師や薬剤師に相談してみてください。

変わりやすい更年期の生理 定期的に婦人科で相談をしましょう

更年期、生理が終わらない、鮮血が続く、不正出血がある——原因はホルモンの乱れのこともあれば、子宮や卵巣の病気が隠れていることもあります。

自分では判断しにくいのが、この時期のむずかしいところです。

「これくらいで病院に行っていいのかな」と思う必要はありません。気になったその日が、受診のタイミングです。

婦人科では、血液検査でホルモンの状態を調べたり、超音波検査で子宮や卵巣の様子を確認したりすることができます。

「ホルモンの乱れですね」とわかるだけでも、それまでの不安がすっと楽になることがあります。

生理の変化を、かかりつけの婦人科医に気軽に話せる関係をつくっておけるといいですね。

※本記事は実際の体験談をもとに構成・編集しております。

参考資料

  1. 正常な生理(月経)の目安を教えてください! 公益社団法人日本産婦人科医会 2024/3/11取得 https://www.jaog.or.jp/qa/youth/qashishunki5/ ↩︎

生理が終わらない! ダラダラ続く更年期の生理を解説!

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この記事を書いた人

十枝明日香のアバター 十枝明日香 【看護師】

総合病院にて13年、職場を変え乳腺外科クリニックで勤務。その間、婦人科疾患の手術と重症妊娠悪阻により入院を経験。3児の子育て中で、自分自身が女性のキャリアや働き方の壁に突き当たり、仕事・育児・夫婦関係について、楽しみながら模索している最中。女性特有の悩みに左右されることなく、日々ご機嫌さんに過ごすことが当面の目標。

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

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