きつい!苦しい!更年期のブラジャー事情

「ブラの締め付けが我慢できないのはなぜ?」40代・50代におすすめブラを紹介
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「愛用していたブラジャーがなぜかフィットしない」

そんな違和感を感じることはありませんか?

実はブラジャー自体の劣化だけでなく、更年期に入ったことで、体型の変化やホルモンバランスの乱れによって、ブラジャーの不快感が増すことがあります。

そこで今回は、更年期の胸の変化の原因と、ブラジャー選びのコツ・対処法について詳しく解説します。

目次

「夕方になるとブラでみぞおちが苦しい」のはなぜ?

「いままで着けていたブラなのに、締め付けが気になる」

「夕方になるとみぞおちが苦しくて……ブラを早く外したくて仕方ない」

40代以降の女性から、このような相談がTRULYにも寄せられます。ブラジャーが苦しくて、カップ付きのキャミソールしか着用できない人もいるのではないでしょうか。

どうして更年期になると、ブラジャーが苦しいと感じるのでしょうか?原因は大きく2つあります。

①女性ホルモン減少による体型の変化

更年期におけるホルモンバランスの変動は、体型に大きな影響を与えます。

女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンには中性脂肪の燃焼を促す作用がありますが、更年期にはこのエストロゲンが減少します。

その影響で基礎代謝が落ち、体脂肪が特に胸や腹部に集中しやすくなるのです。

すると、これまで使っていたブラジャーのアンダー部分、トップ部分ともに段々とフィットしなくなってきてしまいます。

②加齢による筋力や皮膚のハリ低下

エストロゲンには肌の弾力を保つコラーゲンや水分量を増やす作用があります。つまり、エストロゲンが減少すると、皮膚のハリ低下にも影響してしまうのです。

また、エストロゲンは筋肉の発育にも大きく影響を与えるという研究結果もあり、エストロゲンの低下は筋肉量減少につながります。

更年期のエストロゲン低下により筋肉量や皮膚の弾力性が低下すると、ブラジャーが体に食い込みやすくなり、不快感を感じやすくなる場合も。

特に夕方になると疲れがたまって、更にきつさ強くを感じることがあります。

きついブラ「もったいないから」使い続けると自律神経に影響⁉

体にフィットしない、しかもきついブラジャーをそのまま使い続けると、自律神経に影響を及ぼす可能性もあります。

原因はきついブラジャーによる血行不良。

自律神経は体温や代謝の調整を行っていますが、その1つに血流の調整があります。

自律神経が乱れると血流も滞り、冷えや代謝不良が原因でむくみやすくなります。

逆にいうと、血流が悪くなることで自律神経が乱れてしまう可能性もあるということ

「もったいないから」ときついブラジャーを使い続けると血行不良により自律神経が乱れ、更年期症状の悪化、体調不良、メンタルの不調にも影響してしまう可能性も否めません。

40代・50代におすすめブラジャーの選び方

きついブラジャーによる血行不良が、いろいろな影響を及ぼすことがわかりました。

それでは更年期世代はどのようにブラジャーを選べば良いのでしょうか。

選び方のポイントをチェックしてみましょう。

思い切ってお店で計測!体型に合ったブラサイズを知る

更年期に入りブラに違和感を感じたら、まずは専門店でバストのサイズを計測してもらうことが必要です。

プロのフィッティングを受けることで、現在の体型に合ったサイズを正確に知ることができ、不快感を軽減することができます。

太めの肩紐・幅広タイプではみ肉をしっかりホールド

繊細で細めの肩紐やアンダー部分のブラジャーはデザインが美しい反面、体に食い込みやすいというデメリットも。

逆に、太めの肩紐や幅広のバンドを持つブラジャーは、胸や背中の肉をしっかりとホールドし、快適にフィットします。

ブラジャーがずれることなく、しっかりと支えてくれるので安定し、また食い込みも軽減されるのでフィット感がアップします。

苦しくてつらい人はノンワイヤータイプ

ブラジャーがきつい、苦しいと感じる場合は、ノンワイヤータイプのブラジャーを選ぶことを検討してみましょう。

ノンワイヤーのブラジャーは柔らかく、締め付け感が少ないため、より快適に過ごすことができます。

更年期は肌が敏感に!素材にも気を付けて

更年期はエストロゲンの減少により、体内のコラーゲン量が減り、体全体の水分量も減少するといわれています。

水分量が減少すると、肌のバリア機能も低下し肌が敏感になることがあります。

下着ですら肌の刺激になる可能性もあるので、肌に優しい素材のブラジャーを選び、かぶれや肌荒れを予防しましょう。

コットンやモダールなどの天然素材が特におすすめです。

ブラが苦しいのは病気?

ブラジャーが苦しいと感じるのは、更年期をはじめとして、月経前、妊娠~出産など女性ホルモンの乱れによる、一時的な胸の変化が影響していると言われています。

しかし、ブラジャーのサイズや形を変えてみても苦しさが続く場合や、日常生活への影響がある場合は、一度乳腺科を受診してみましょう。

痛みを感じる場合は、皮膚・骨・筋肉などの病気が原因である可能性も考えられるため、かかりつけの病院で一度相談してみてください。

更年期ブラの悩み《サイズ・タイプの見直し》が対処法

更年期におけるブラジャー選びは、体型の変化に伴う不快感を軽減し、快適な日常生活を送るためにも大切。

体にフィットするサイズを再度計測し、肌にやさしい素材とデザインを選ぶことで、更年期のブラジャーに関する悩みを解決することができます。

自分に合った最適なブラジャーを見つけ、快適な更年期を過ごしましょう。

「ブラの締め付けが我慢できないのはなぜ?」40代・50代におすすめブラを紹介

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