「朝立ちが減った」のは男性更年期のサイン?テストステロンとの関係を解説

「最近朝立ちしてない」それって男性更年期かも あなたの男性ホルモンは大丈夫?
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「そういえば最近朝立ちが減ったような気がする」

このような変化を感じると、体の異常があるのかと不安になるかもしれません。
朝立ちの減少は、男性更年期や男性ホルモン低下と関係があるのです。

身体からのサインに気づく方法や対策を今回はお伝えしていきます。

目次

「朝立ち」はなぜ起こる?

朝立ちは、浅い睡眠である「レム睡眠*」時に起こります。体の自律神経の影響で陰茎に血液が流れ込み、勃起します。朝方はレム睡眠が多くなるので、起きた時に勃起していることが多いのです。

特にエロティックな夢とは関係なく、体の自然な反応です。朝立ちがあることで、体の血管や神経が正常に働いている証拠になります。

*睡眠の最も浅い状態の一つであり、夢を見ることが多い

【男性ホルモン】と【睡眠】の関係

朝立ちは、男性ホルモンである「テストステロン」の低下が原因で減少することがあります。

テストステロンは勃起に重要な役割を果たすホルモンで、分泌量が低下すると勃起の頻度や強度も減少します。

テストステロンの分泌に必要なのが、深く質のいい睡眠です。浅い睡眠や睡眠不足など睡眠リズムの乱れが原因で、テストステロンが減少すると、朝立ちが減ってしまうのです。

また、年齢と共に血流や神経機能が低下するため、睡眠中の勃起(夜間陰茎勃起)や朝立ちが少なくなることに影響します。

【男性更年期障害】の兆候をチェック

男性更年期障害(LOH症候群)には、勃起力の低下以外にもさまざまな症状があります。

もしこうした症状を感じているようであれば、男性更年期障害の可能性も考えて、泌尿器科やメンズ外来などの専門医療機関で一度相談してみましょう。

朝立ちしなくなったら《動脈硬化》に注意!

「最近朝立ちしなくなった」という場合、動脈硬化が原因である可能性が考えられます。

陰茎の動脈は体の中で最も細く約1〜2mm程度で、動脈硬化が最初に現れる場所だからです。

朝立ちは、睡眠中の自然な生理現象で、健康な男性は夜間に複数回勃起しますが、動脈硬化が進行すると血流が妨げられ、勃起が起こりにくくなります。

朝立ちがない場合や減った場合は、動脈硬化の早期兆候として注意が必要です。

40代・50代は「テストステロン」を増やす対策を

40歳以降ゆるやかに減少するテストステロンですが、ストレスや環境の変化などによって急激に減少すると、いつでも誰にでも「男性更年期障害」が起こることがあります。

40代を過ぎたら、自覚症状がなくてもテストステロンを増やす対策を意識しましょう。

1.生活習慣の改善

健康的な食事を意識しましょう。

忙しい方ほど、昼食に背脂たっぷりのラーメンや揚げ物のどんぶりなど、気軽にお腹が満たされる高脂肪・高カロリーなものを摂りがちですが、野菜を一品追加し、バランスの取れた食事を心がけましょう。

また良質な「タンパク質」意識して摂っていただきたいものです。羊肉や牛肉を玉ねぎやニンニクと一緒に食べるのがおすすめです。ネギ類に含まれるアリシンという成分と、肉との組み合わせは男性ホルモンを増やすと言われています。

テストステロンの分泌に関係している「亜鉛」が豊富な貝類やレバー、牡蠣なども定期的に取り入れましょう。

さらに、テストステロンの原料となる適度な「コレステロール」の摂取も意識しましょう。

2.筋トレ

適度な運動はテストステロンの分泌を促進します。特に筋力トレーニングは効果的です。

運動する時は、姿勢にも気を配りましょう。背筋を伸ばす姿勢を維持することで、テストステロン値が上がるとされています。

運動は毎日の習慣に取り入れ、ウォーキングや軽いジョギングなどの負荷が少ない運動を心がけましょう。

3.ストレスケア

ストレスはテストステロンの最大の敵です。

ストレスと関係の深い「睡眠」はストレスケアにおいて重要です。良質な睡眠を確保するため、睡眠時間を6時間以上確保しましょう。

寝る前の1〜2時間はスマホの電源を切り、照明を暗くして、眠りに入るモードに切り替える時間を持ちましょう。

また、気が置けない友人やパートナーと一緒にリラックスできる時間を持つことも意識しましょう。

4.受診

朝立ちの回数減少は、テストステロン分泌低下の指標の一つですが、他の病気が関係していることも考えられます。まずは泌尿器科で相談してみましょう。

専門医師による定期的な健康チェックを受け、異常があれば早期に対処することが大切です。

朝立ちと男性更年期が気になったら【MENOPO CHECK FOR MEN】

「朝立ちしなくなること」と「男性更年期」には、男性ホルモンであるテストステロンの低下が関係していること、そして対策についてお伝えしました。

40歳以降、急激に減少するリスクがある男性ホルモンの状態を知ることで、「男性更年期障害」のサインに気づくことができるかもしれません。

MENOPO CHECK FOR MEN(メノポチェックフォーメン)は、病院で血液検査をしなくても、自宅で髪の毛を切って送るだけで、いつでもどこでも男性ホルモンの検査をすることが可能なホルモン検査のキットです。さらに更年期に特化したTRULYだからこそ、検査結果を知るだけではなく、学んだり相談したりと改善までをサポートします。

https://menopocheck.com

男性更年期を意識し始めたら、こうした手軽なホルモン検査を活用して、自分の男性ホルモンの変化を知る習慣を作りましょう。

「最近朝立ちしてない」それって男性更年期かも あなたの男性ホルモンは大丈夫?

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この記事を書いた人

岡下真弓のアバター 岡下真弓 【薬剤師】

フリーランス薬剤師
JAAアロマコーディネーター協会認定講師

化粧品メーカー研究開発や薬剤師の知識を生かし、女性の健康と美容をテーマにした講演活動を行っています。 歳を重ねるにつれ、衰えや失われていくものはあります。また更年期世代は仕事で負う責任が大きくなり、後ろ向きな気持ちになりがちです。私は人の美しさとは、その人の生き方次第で変えることが出来ると多くの患者様から教わりました。

「歳を重ねる事をネガティブに捉えずセクシーに健康に楽しみましょう」

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