【リレーションシップコンサルタント】此花わか
此花さんの連載の前記事、有害な恋愛関係のチェックポイントでもしパートナーとの関係が有害な恋愛関係だと判明し場合、これからどうしていけばよいのか不安になりなすよね。今回は、そんな時に使いたい8つの対処法を此花さんに紹介してもらいます。
----------------------------------------------
こんにちは。リレーションシップコンサルタントの此花わかです。
前回の記事「今すぐチェック!自分が有害な恋愛関係にあるかどうか確認する15のポイント」に続き、本記事では有害なパートナーへの対処法を紹介します。
パートナーに対して感情的になってしまう自分を責めてしまう人がいますが、毒のある関係の中で、傷ついたり、混乱したり、怒ったりするのは当たり前。自分の感情を認識することは、気持ちを明確にし、癒しに向けて前向きに進めます。
明確な境界線を設定し、それをパートナーに伝えましょう。パートナーのどういった行動が許されないのかを明確にしましょう。この境界線をしっかりと守り、もしそれが常に破られるようであれば、別れる覚悟を持ちましょう。
よろしければ、境界線については過去記事を「どこからどこまで妥協すればよいの? パートナーシップで必要な“3つの境界線”」をご一読ください。
セルフケアに重点を置き、自分が幸せになれる活動に時間を割きましょう。リラックスしたり、自分を見つめ直したり、自分が成長するアクティビティに取り組みましょう。趣味や運動、セラピー、日記を書いたり、支えてくれる友人や家族と過ごしたりするのもよいでしょう。
専門家のカウンセリングを受けることを検討してください。洞察力があり、具体的な対処方法を提案してくれる、相性の合う心理カウンセラーを探しましょう。有毒なパートナーに知らず知らずのうちに、心理的にコントロールされている場合もあるので、プロの客観的視点を聞くことも大切。
友人や家族、支援団体など、自分を支えてくれるネットワークに囲まれましょう。DVやモラハラに対する無料の相談所やNPOなどもどんどん活用して、サポートを求めるのも大切です。
自分のニーズ、不安、境界線をパートナーに伝えるために、上手に自己主張する術とコミュニケーションスキルを身につけましょう。相手を尊重しながら、建設的批判をするスキルはよりよいパートナーを引き付けます。
「~してくれていつも感謝している」というポジティブなコメント
↓
「でも、このあいだ私はとても悲しかった。なぜなら~」と“私”を主語にして自分の感情を伝える
↓
「あなたが~してくれたら、私はとても助かる」と具体的に提案する
↓
「あなたはどう思う?」と相手の意見を聞く
コミュニケーションについては過去記事「職場でのコミュ力を育てよう。4つのコミュニケーションタイプと建設的批判を育む方法」をご覧ください。
将来の選択肢を検討しましょう。この恋愛はあなたを幸福にしていますか? 人間として成長させていますか? この恋愛関係が始まってから心身が不調ならば、関係が有害なのかもしれません。有害かどうか迷うときは、しばらく距離を置いてみましょう。
自尊心を取り戻し、人生を立て直し、有害な恋愛関係の経験を人生の糧にするために、セラピー、勉強会、読書、サークル、ボランティアなど、“自分が癒され、成長する”様々な活動に没頭して、人間的成長に集中しましょう。
これら8つのステップで、恋愛の有無にかかわらず、ひとりの人間として満足することの重要性を学びます。
人間は根源的に誰かとコネクトすることを望みますが、恋愛関係に依存すると、いつも相手に振り回されます。恋愛は人生のデザートと思い、まずはセルフパートナーであることを心がけましょう。
セルフパートナーシップとは、孤独を受け入れて自分を愛して受け入れ、なりたい自分になることを目標にします。他者からの承認ではなく、ひとりの人間として自分で自分を幸せにして、満たすことを指します。
他の記事も読みたい方へ
記事ページTOPはこちら・このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。
・専門家の皆様へ:病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。