「おりものを減らしたい」多すぎる原因&対策

おりものが多すぎる!減らす方法はあるの?
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「おりものが多い」という悩みを持つ女性は多くいます。月経と比べて情報も少なく、女性同士でおりものについて話す機会も少ないのではないでしょうか?。

TRULYに寄せられたお悩み・体験談から、おりものを減らす方法やトラブル予防の対策について一緒に学んでいきましょう。

目次

おりものは何のために毎日出る?

おりものとは、子宮や膣からの分泌物や古い細胞などが混ざり合った老廃物で、女性なら誰にでもあるものです。

おりものの主な役割は2つあります。

  1. 細菌などから膣内を守る
  2. 妊娠を助ける

おりものは毎日出ていますが、月経周期や年齢によって量や状態が変わります。

「ドバっと出る」のはおりものが多すぎる?

実はおりものの量の明確な基準は決められていません。個人差がかなり大きいためです。目安として、おりものシートでカバーできず、月経用ナプキンを使用しないといけないくらいだと多すぎる可能性があります。

また、おりものは月経周期によって量が増減します。月経後は量が少なく、排卵期に向けて量が増え、卵白のようなとろっとした状態になります。排卵後はおりものの量が減りますが、月経前は、再びおりものの量が増える傾向があります。

月経周期とおりものをリンクさせることで、「量が増えてきたからそろそろ排卵日かな」と自分の月経周期を把握する手助けになったり、「月経後なのに急に量が増えた」とトラブルの早期発見につながったりします。

おりものシートでかぶれる……肌トラブルと予防法

異常ではなくても、おりものの量が多いとトラブルが起きやすくなります。その中でも代表的なものが肌トラブル。おりものの量が増えると、デリケートゾーンは蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすい環境になります。このため、かゆみやかぶれなどの肌トラブルが起こりやすいのです。

おりものに関連したデリケートゾーンの肌トラブルには、このような対策があります。

・通気性の良い下着
・おりものシートはこまめに交換
・デリケートゾーン用のウェットシートやトイレットペーパーに吹き付けて使う拭き取り剤の使用
・デリケートゾーン用の弱酸性、穏やかな洗浄力の石鹸の使用

特に月経周期で、おりものが多くなる排卵前のタイミングで対策を強化して、トラブルを防ぎましょう。

おりものを減らす方法はあるの?

対策をしても、なかなか悩みが改善しないと「おりもの自体を減らしたい」と考えてしまいますよね。おりものは減らすことができるのでしょうか。

おりものを減らせる可能性がある方法の一つが【低用量ピル】の使用です。ピルを使うことで排卵をなくせば、おりものが減る可能性が考えられます。他にも漢方による改善がみられることもあります。

また、おりものが多いことの原因で可能性が考えられるのが【子宮腟部びらん】です。

子宮の下側(膣との境目)の部分が、びらん(ただれている)ように見える状態のことです。

これは月経のある大人の女性の多くに見られるもので、病気ではありません。通常は症状がないのですが、おりものが増えたり、不正出血が見られたりすることがあります。

その場合は、婦人科で膣の洗浄や膣剤の投与などを受けます。それでも良くならなければ、レーザー治療などが選択されることもあります。

こうしたおりものを減らす方法については、婦人科で相談することができます。

《おりものが多すぎる》我慢せずに専門家に相談を

大切なことは自分にとっての「いつも通り」を知っておくこと

おりものが明らかにいつもと違うときは、感染症や病気のサインの可能性があり、まず婦人科で相談が必要だからです。

・悪臭がする(正常なおりものはにおいが無い、または少し酸っぱいにおい)
・かゆみがある
・濃い黄、緑、茶などの色がついている
・クリームチーズのようにぽろぽろしている
・泡立っている

量が多いだけでなく、このようなおりものに関する症状がある場合は、早めに婦人科へ。

「自分のおりものは大丈夫?」と心配な時、「おりものに関連する悩みを解決したい」と思った時は、ぜひ専門家に相談してみましょう。

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この記事を書いた人

東衣里のアバター 東衣里 【助産師・看護師】

助産師として大学病院産科病棟・外来にて勤務。
その後、大手百貨店で妊娠・出産・育児を中心とした相談業務を担当。また、都内複数の区からの委託を受け、こんにちは赤ちゃん訪問(出産後の新生児訪問)にも従事。
現在はTRULYにて、チャット相談業務や記事執筆などを担当。
地方に移住して、リモートワークという形で仕事とプライベートの両立を実現。
自身も、働く女性・一児の母として、困っている女性の気持ちに寄り添った、実現可能なアドバイスを心がけている。

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

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