【体験談】AGAは男性の3人に1人が発症…治療における問題と欠かせないパートナーの支えとは?

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成人男性特有の脱毛症のことを指し、「Androgenetic Alopecia」の略称で呼ばれているAGA男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の働きが強すぎると、ヘアサイクルの毛髪が成長する期間が短くなり、太く成長する前に抜けてしまいます。そして細くやわらかい毛が多くなり、薄毛が目立つというメカニズムです。特に額の生え際か頭頂部のいずれか、もしくはその両方の毛髪が薄くなっていく症状が見られます。20代という若さで発症する人も多く、日本人男性では3人に1人がAGAになっていると言われているほど。

そこでTRULYでは、年々関心が高まっているAGAに関して、経験者を対象にしたアンケートを実施し、対処法やパートナーからされて助けられたことなどについて教えてもらいました。

目次

ケース1 「強いコンプレックスがあった」(55歳・男性の場合)

20代の半ば頃からAGAの症状が出始めるようになり、すでに30年ほど悩まされているというこちらの男性。当時は、まだ「AGA」という用語も一般的ではない時代で、情報も多くなかったため、書籍などを参考にしつつ、都内の発毛クリニックに通っていたと話します。毎月診察を受け、薬を処方されていたそうですが、それ以外にも育毛剤や電気ブラシを試したり、帽子を頭に被ったりしないなど、積極的にさまざまな対策に取り組んでいたそうです。

若い頃からのAGAということもあり、「鏡で自分の顔を見れないほど強いコンプレックスがあった」「自分の子どもが周りから何か言われてしまわないか心配だった」とかなり悩んでいた時期もあったのだとか。そんななかで、結婚する前から理解してくれていたパートナーから「気にしなくていいよ」と手紙をもらったことがうれしく、支えられてきたと振り返ります。

経験者からAGAに悩んでいる方へメッセージ

他人は、自分が思っているより人の頭のことなんて気にしていません。無理をしない範囲で、悩まずにがんばりましょう。

ケース2 「AGAには金銭的な問題もある」(48歳・男性の場合)

現在、AGAのクリニックに通院をしているというこちらの男性が、症状を感じるようになったのは35歳のとき。すぐに病院で相談をし、薬の処方を受けたと言います。その際、病院探しを手伝ってくれたのがパートナー。一緒に情報収集をしてくれて、それが助けになったそうです。

AGAの症状以外に困っていることは、継続してお金がかかること。AGAの治療は、健康保険が基本的に適用されないため経済的な負担が大きいのです。実際、ほかの回答者からも、「AGAの治療には金銭的な問題がある」といった同様の意見が多く見られました。

経験者からAGAに悩んでいる方へメッセージ

早めに治療したほうがいいので、悩むよりはまず行動することが大切だと思います。

ケース3 「同じ悩みがある人と情報交換」(41歳・男性の場合)

27歳くらいから徐々に症状が見られるようになり、現時点でかなり進行してきたと話す男性。専門家の治療は受けたことがなく、これまでに育毛シャンプーや育毛剤、AGAに効くとされる食材を摂取するなど、自分なりの対処はしてきたと言います。ただ、どれもあまり効果を感じられなかったため、いまは何もしなくなってしまったのだとか。

パートナーにも相談をしたことがないそうですが、理由は「知識がないので、聞いても意味がないと思ったから」。代わりに、職場で同じ悩みを抱えている人と情報交換をしていたようです。

経験者からAGAに悩んでいる方へメッセージ

僕はもう割り切っているので、悩みはなくなりました。それよりも、逆に持ちネタのようにしたほうが周りも楽しんでくれているように感じています。

今回のアンケートでは、早くから対策を取っている人が大半ではあったものの、一方で「AGAの症状は出ているが何もしていない」「治療に興味はあるが受けたことはない」といった声も多く見られました。

AGAは進行性の脱毛症です。抜け毛だけでなく、髪の毛のはりがなくなる、細くなる、おでこの生え際が後退する、地肌が透けて見えるなど、少しの変化が初期症状の可能性があります。遺伝のタイプでも抜け毛の箇所や進行の速度が違います。シャンプーやトニックだけでは、症状を抑えることは難しい場合もあるので、気になる方は医療機関に相談してみてはいかがでしょうか?

またAGAの悩みは、パートナーにもなかなか相談できないことが多いようです。女性からの「病院で治療できるみたいだよ」「試しに一度行ってみたら?」といったひと言で、男性の気持ちが軽くなるかもしれませんね。

この記事を監修した専門家

監修助産師/看護師

東衣里


助産師として大学病院産科病棟・外来にて勤務。その後、大手百貨店で妊娠・出産・育児を中心とした相談業務を担当。また、都内複数の区からの委託を受け、こんにちは赤ちゃん訪問(出産後の新生児訪問)にも従事。

現在はTRULYにて、チャット相談業務や記事執筆などを担当。地方へ移住して、リモートワークという形で仕事とプライベートを両立。自身も、働く女性・一児の母として、困っている女性の気持ちに寄り添った、実現可能なアドバイスを心がけている。

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この記事を書いた人

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