経験者が語る男性更年期の症状…パートナーにされてうれしかったこととは?
男性ホルモンの減少により、性機能の低下や倦怠感、不眠、ほてり、関節痛、抑うつなど、心身ともにさまざまな症状を引き起こすとされている男性更年期。いまだに更年期は女性特有のものだと考えている人は多いものの、男性有名人が自身の更年期体験を告白するなど、男性更年期に対する認知度は徐々に上がり始めています。とはいえ、まだまだわからないことばかりだと感じている男性のほうが大半なのではないでしょうか。
そこでTRULYでは、男性更年期を経験した人を対象にアンケートを実施。実際の症状や自身が行った対処法、パートナーとの関係などについても教えてもらいました。ぜひ、この機会に自分のからだ・心・性に関する悩みと対策についても確認してみてください。
ケース1 「うつや動悸などの症状が出た」(72歳・男性の場合)
「53歳になったくらいの頃に、男性更年期の症状が出るようになりました」と語るこちらの男性。具体的には、精神的なうつ状態、動悸、血圧上昇、肩こり、頭重感などの症状に見舞われたと言います。その際、病院からは精神安定剤と降圧剤の処方を受けて、治療を行っていたそうです。
男性更年期障害の改善や健康維持のためにしていたセルフケアは、毎日の運動。そして、苦しい日々の支えになっていたのは、パートナーからの励ましの言葉だったと教えてくれました。
経験者から男性更年期に悩んでいる方へメッセージ
男性更年期や症状に恐れることなく、まずは家族や医療の専門家に相談してみることが大事だと思います。
ケース2 「立っているのも大変だった」(53歳・男性の場合)
こちらの男性に男性更年期の症状が見られるようになったのは、40代半ばに入ってから。「集中力と気力が全くなくってしまい、立っているのも大変だったほど。汗も止まらなくなりました」と振り返ります。
病院にも行ったそうですが、2回目以降は病院に行く気力すらなくしてしまったほどだったとか。当時は「自分に何が起きていて、何か悪いのか、そして何をすれば治るのかもわからなかったです」と話し、さらに「パートナーから気力がないことに対して文句を言われたことがつらかった」と胸の内を明かしてくれました。
経験者から男性更年期に悩んでいる方へメッセージ
まずは、男性にも更年期障害があることや自分に起きたような症状が出ることをみなさんにも伝えたいです。あとは、それらの症状に対応している病院があることも知って欲しいなと思います。
ケース3 「感情をコントロールできない」(41歳・男性の場合)
「男性にも更年期があることは知っていました」と話す男性に、症状が表れるようになったのは39歳頃。イライラしたり、怒りっぽくなったりするようになっただけでなく、いまでも自分の気持ちをコントロールできないことが何よりもつらいと言います。
とはいえ、まだ病院に行くほど重症ではないため、現時点ではストレッチなどの運動をしながらサプリを摂取して、改善を試みているそうです。
経験者から男性更年期に悩んでいる方へメッセージ
僕の場合は、パートナーに悩みを聞いてもらうことで気持ちが楽になったので、とりあえず誰かに話してみるのはいいと思います。
今回のアンケートで多く見られたのは、「男性にも更年期障害があることは知っているが、自分の症状がそれに該当しているのかわからない」といった意見でした。閉経前後の5年で起きる女性に対して、男性の場合は40代以降ならどの年代でも発症する可能性があるとも言われています。
「もしかして男性更年期かも?」と気になることがある方は、TRULYの男性更年期記事をチェックしてみましょう。