【IUS(ミレーナ)体験談】生理前後のつらい症状は軽減できた? 実際の装着感は?

記事更新日: 2021/10/30 TRULY編集部

【薬剤師】福島梨沙

  • TRULY読者の皆さんは、月経困難症・過多月経や月経前症候群(PMS)を始めとした生理前後の辛い症状、どうしていますか?

  • 今の時代、我慢せずに積極的に治療をすることも選択肢のひとつです。

  • このうち月経困難症・過多月経を改善するための治療法のひとつがIUS(ミレーナ、以後IUS)です。

  • 最近よく耳にすることもあるのではないでしょうか。


  • IUS(ミレーナ)とは?

  • IUSとはIntra Uterine System=子宮内黄体ホルモン放出システムの略です。

  • 黄体ホルモン(レボノルゲストレル)を子宮内に持続的に放出することで、受精卵の着床を防いだり、子宮内に精子を入りにくくしたりすることで避妊効果を示します。

  • また、月経血量を減少させるとともに、月経痛などの月経困難症の症状を軽減させるお薬です。



  • お薬といっても、子宮内に装着(装着期間:5年間)するものなので「入れるのに不安!」「取れたらどうしよう?」など迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?


  • そのような疑問や不安を解消するために、今回TRULYは、最近IUSを装着されたAさん(仮称)に、インタビューさせていただきました。


  • TRULY【IUS(ミレーナ)体験】インタビュー


  • IUSはどこで知ったのですか?


  • Aさん:私はもともと月経困難症とPMSがあって、低用量ピル(以下、ピル)を服用していたんです。

  • ピルも色々試したりして種類によって合う合わないを繰り返して、しばらくは症状が落ち着いていたのですが、また不正出血が出てしまって……。

  • それで前々から知っていたIUSを試してみてはどうかと通っている婦人科の先生の勧めもあって検討を開始しました。


  • TRULY:なるほど。前々から婦人科に通われていたので、月経困難症に関する治療やIUSのこともある程度知識があったのですね。


  • 婦人科の先生以外から情報は集めたりしましたか?


  • Aさん:Twitterで検索したり、ネットの情報も読んだり、あとは女医の先生が書いている記事など信頼性の高い情報を読むようにしてました。

  • 日本では月経困難症での保険適用されたのはここ数年*1だと聞いていたので、装着している人も少なくあまり情報はなかったですね……。


  • *1 「過多月経」「月経困難症」での適用承認は2014年


  • IUSは避妊効果もありますよね、パートナーさんへの報告や相談はされましたか?


  • Aさん:IUSを検討している時から、パートナーには話をしていました。

  • うちは子供がいるので、今のところ妊娠・出産の計画はしていませんし、授かりたいと思えばIUSを外すことで問題ないということも伝えました。


  • 検討を重ねて、装着しようと思ってからどれくらいのタイミングで装着されたのですか?


  • Aさん:通院時に医師に伝えたところ、スムーズに日程調整となりました。

  • IUSは月経の期間中に装着*2するので、そのあたりでまた受診をするように話がありました。

  • 婦人科にしばらくかかっていない方や初診の場合は、装着前の検査や問診もあると思うので、事前に医療機関に問い合わせてから予約を取る方が良いかもしれませんね。


  • *2 妊娠していないことを確認してから装着するため通常月経開始後7日以内に装着となります。


  • 装着時はどうでしたか?やっぱり痛かったでしょうか?


  • Aさん:正直痛みはありました

  • 出産を経験しているのでそれには相当しませんが、麻酔などもなく装着となるので痛みはあります。

  • 当日は、安静にしていましたね。


  • 月経困難症の症状は装着してみて変化はありましたか?


  • Aさん:初期に少々の不正出血はありましたが、経血量は減っており楽になったと感じます。

  • 費用の面からもピルより安く、IUSは保険適用だったのでこれだったらもっと早くに決断しておけばよかったです。

  • ただ、PMSには効かない*3んですよね。

  • ミレーナの黄体ホルモンは局所のみに作用するので、生理前の胸の腫れと痛み、頭痛や倦怠感などPMSの症状はこれまで通りあります……泣。

  • PMSの部分をどう解決していくかが今後の課題です。


  • *3 IUSは、「過多月経」「月経困難症」への適応はありますが、PMSに対しての効果は認められていません。


  • IUSのデメリットって何かありましたか?


  • Aさん:これはネットの情報にもどこにもなかったことなのですが、IUSは外す時のために紐が子宮口に留置されています。

  • 性交時にパートナーが触れることがあるみたいで、不快なほどではないようですが、説明では「性交には影響がない」とありますが、完全に相手がわからないという意味ではないのだと……。


  • 前もってIUSを装着することは伝えていたのですが、実際に違和感として相手が感じるとは想定外でした。

  • 装着される前にパートナーの方に伝えておいた方がいいと思いました。


  • IUSの装着を検討されている方へのメッセージがありました是非!


  • Aさん:IUSに迷っている方には、まずはメーカーの情報サイトなどできちんと理解してから、このような体験者の話を参考に、婦人科医に気になることを相談するのがよいのではと思います。


  • また自分一人の問題と思わないで、パートナーがいる方は、一緒に取り入れるくらいの気持ちでいた方が、副作用があっても気楽に構えて乗り越えていけるのではと思っています。

  • 装着後2ヶ月ほど経ちますが、私は断然メリットの方が大きいと思っています。


  • IUS装着にはパートナーの協力や理解も大切

  • IUSは日本での装着されている方は少なく、体験談もあまりないため貴重な情報ですよね。

  • 今回のインタビューから、月経困難症や過多月経の治療としての装着であっても、女性一人の問題ではなく、パートナーの協力や理解も大切であることがわかりました。

  • なかなか面と向かって伝えにくい場合には、是非こちらの記事を参考に対話されてみてくださいね。


  • *4個人の体験談であって、特定の医薬品、治療を進めるものではありません


  • 【参考】ミレーナ52mg 製品情報サイト https://betterl.bayer.jp/whc/mirena

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【薬剤師】福島梨沙

薬剤師/薬学修士。ハーバルセラピスト/メディカルハーブセラピスト。外資系製薬メーカーにて薬の副作用や安全性情報に関わる、その後、在宅訪問薬局に転職。薬局勤務の傍ら、吉祥寺にシェア型レッスンサロンオリーブケアを開業。「あたま・こころ・からだを健やかにする」をモットーに、気軽で楽しく生活に取り入れられるハーブ・アロマの提案や講座を開催している。

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