【監修医師】井上留美子
妊娠中のつわりがひどかった・・・そんな経験をされた方は多いのではないでしょうか?そんな方は、強い更年期症状が出る可能性があり、早いうちから備えることが大切。同じような経験をされた、井上先生にお話を伺います。
女性ホルモンである、エストロゲンの変化によって、鬱、喪失感などの精神的な落ち込みや、肌のたるみ・しわ、骨粗鬆症、高脂血症などが起こることは周知の事実だと思います。私はつわりがひどかったので恐らく強く更年期症状が出るであろうと予測していますので、その事実をまずは認めてあげる事から始めています。
まずは運動でこの時期を乗り切ることです。精神的にもよく、落ちてくる代謝や筋力、骨粗鬆症にも効果的です。
あとは、とにかく笑うことですかね。「エストロゲンの低下=女性としては?」の様に不安感も出てきてしまうと思います。加齢に逆らうよりも自分らしく、自分がときめくことだけをするように人生目標を見直していくような、『イマココ』の実践が大切だと思っています。
病院を受診した方は、症状の中に病気が隠れていないかは臨床的にチェックしています。特記すべき問題がない時には、まずは症状の経過を見る事。そして運動と睡眠をしっかりしてとっていただくことが大事です。
子育てのひと段落、女性としても変換期、同時に身体の変化もあるわけですから、将来に対する不安は多い時期です。精神的にも肉体的にも今までより頑張れないと思う方は多いです。なので、継続可能、かつ、うきうきできる運動やセルフケアを見つけることが重要ですね。
私はエクエルという大豆イソフラボン系サプリは飲んでいます。
もちろんホルモン補充療法もとても良いと思っています。更年期の症状が強ければホルモン補充療法はやろうかなと考えています。
閉経前後から筋力低下、骨粗鬆症の進行、高血圧や高脂血症のリスクがぐっと上がります。今までよりも食事運動睡眠などセルフケアをしていくべきです。
いつの間にか骨折含め、身長の低下がないか、背中が曲がってきていないか、肩甲骨が中に入ってきていないかなど、自分の立ち姿をしっかり日々確認しましょう。
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