【アラフォー男性医師の実体験シリーズVol.1】医師が男性更年期セルフチェックを受けてみた&上手な活用法

【アラフォー男性医師の実体験シリーズ Vol.1】田中Dr.も体験 男性更年期セルフチェック受けるタイミングって?
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女性のみならず、最近は男性の間でも関心が高まりつつある男性更年期障害

「気になっていても病院に行くのはハードルが高い」

「何をしたらいいのかわからない」

という人が多いなか、注目を集めているのがTRULY監修の「MENOPO CHECK」です。この検査キットなら髪の毛を10本程度カットして送るだけで、自宅にいながら自分のホルモン量を知ることができます。

そこで今回は「アラフォー男性医師の実体験シリーズ」と題して、KARADA内科クリニック渋谷で院長を務める田中雅之先生に、「MENOPO CHECK」を実際に体験してもらいました。

第1回目は、使用してみた感想や病院での検査との違いなどについてお話しいただきます。

―まず、今回MENOPO CHECKを受けてみようと思ったのはなぜですか?

こういった検査方法があるのは知らなかったので、どういうものかを知るいい機会だなと思ったからです。いまのところ体に不調は特にありませんが、最初に内容を聞いたときに感じたのは、どんな結果が出たとしてもそれぞれに捉えどころがありそうだなということでした。

もしホルモン値が下がっていたとしても「これを改善すればパフォーマンスがよくなるのかな?」という期待が持てますし、正常値だとしても「これから衰えていく前に何をしたらいいのか」という心構えになりますよね。そういう部分が興味深いなと思って受けることにしました。

―実際に使ってみた感想を教えてください

非常に簡単な所作なので、難易度は低いと思いました。ただ、「髪の毛を切る」ということに対しての抵抗は個人差があるところかもしれませんね。

また、医療機関で検査をする場合は採血が一般的ですが、特に医師である私からすると「それしか選択肢はない」と思っていたところがあるので、血液以外で数値を測れることが斬新だなと感じました。採血だと怖いと感じる方もいらっしゃるので、違う選択肢があるというのはとてもいいことですよね。

―どんな症状や身体的な変化が気になったら受けるのがおすすめなど、医師として感じた上手なMENOPO CHECKの活用法はありますか? 

普段、同世代である30~40代の人と接する機会が多いので、あまり更年期の話題にはならないです。一方で、みんな自分の健康のことに関して関心が高いので、その一つとして活用するのはありかなと。更年期を前にしている年代の方にMENOPO CHECKの話をしたら、とても関心を持っている印象を受けました。簡単にわかるので、すでに症状が出て困っている人にもいいですよね。

―医師の立場から、病院検査との使い分けについてはどうお考えですか?

たとえば、大腸がんの場合は便秘や腹痛、便に血が混じるなど、わかりやすい症状が出ることで診断がスムーズに進むことがありますが、それに比べて多種多様な症状が出るのが更年期。なかなか不調の原因がわからないこともあるので、そういうときにMENOPO CHECKも選択肢に入れるのはアリだと思います。

それに自宅で簡易的に、誰にも知られずに検査できるというのは大きいですよね。医療者には守秘義務があり、日々患者さんの情報を完璧に守ることに努めているつもりですが、自分の健康や体のことをたとえ医療者であっても他者に相談をすること自体に抵抗がある方もいらっしゃることも自覚しております。そういった点で、まだまだ一般的ではない男性の更年期を誰に知られることもなく簡易的に調べることができるのは価値があることだと思います。

一方で、更年期の症状は多岐に渡っているので、その症状は本当に更年期による症状なのか、実は別に何か病気を抱えているのではないかなど、多角的に評価をすることができるのが医療機関の強みだと考えています。

ー使う順番やタイミングなどについても、ご意見をお聞かせください

病院の検査とは役割も違いますから、ご自身のタイミングに合わせてどちらから受けていただいても問題はありません。ただ、忙しくて病院を受診できない方は、おおよそどの程度のものかを把握するためにまずはMENOPO CHECKを活用してみるのもいいかもしれませんね。タイミングというよりも、個人の都合に合わせていただくイメージかなと思います。

プライバシー性とホルモン以外の病気がないかの原因精査の観点を踏まえたうえで、医療機関とMENOPO CHECKの使い分けをお勧めします。とはいえ、考えすぎるよりも、それぞれの検査をうまく活用していただいて、体調不良の改善を目指してほしいです。

お話をうかがった先生

監修医師

田中雅之先生


KARADA内科クリニック渋谷 院長

医学博士
日本感染症学会専門医・指導医
日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医
日本内科学会認定総合内科専門医
日本医師会認定産業医

皆さんの様々な健康の困りごとをしっかり受け止め、共に考えて診療をすすめるため、“渋谷に根ざす”クリニックを目標にスタッフと共に、日々誠実に努力して参ります。

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この記事を書いた人

志村昌美のアバター 志村昌美 【ライター】

大学卒業後、イタリア留学を経て映画宣伝会社に就職。
洋画や邦画の宣伝業務に従事する。その後、ワーキングホリデーでイギリスへ渡った際、ライターに転向。現在は映画監督や俳優のインタビュー、映画評、海外のエンタメ情報などを中心にWEBや雑誌で執筆中。
そんななか、TRULYとの出会いをきっかけに更年期やヘルスケアへの関心が高まり、医師のインタビューやアンケート記事の監修に携わるようになる。

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

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