【体験談】更年期が終わるとどうなる? 経験者が語る心とからだの変化

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更年期を迎える年齢や期間だけでなく、見舞われる症状にもかなり個人差があると言われている更年期障害。人によっては日常生活に支障をきたしてしまうほどの状態に陥ってしまうため、「早く更年期から抜け出したい!」と感じている人も多いのではないでしょうか。

そこでTRULYでは、すでに更年期障害を経験した女性たちを対象にアンケートを実施。更年期が終わったときの状況、体調や感情に起きた変化、そして更年期後に始めた新たな生活などについて教えてもらいました。

目次

ケース1 「倦怠感がなくなり、ポジティブになった」(63歳・女性の場合)

40代半ばくらいから更年期障害の症状が出るようになったというこちらの女性。なかでもホットフラッシュがひどく、顔がカーっと熱くなって脂汗が出ることもあったそうです。さらに情緒不安定になったことで抑うつ状態にもなってしまったため、「更年期は本当につらいことがたくさんありました」と明かしています。

そんな状況が長く続いていたそうですが、60歳を過ぎたころから症状が起きる頻度が減少。「倦怠感がなくなったことでからだが楽になり精神的にも明るくてなってポジティブな気持ちが自然と湧いてきた」と振り返ります。いまでは昔好きだったお菓子作りや料理など、さまざまな趣味にも没頭できるようになったとか。更年期のときは何に対してもやる気が起きなかったそうですが、最近では性欲も以前より増えたと感じるほど心身ともに元気を取り戻しています。

経験者から更年期障害に悩んでいる方へメッセージ

私は生きる気力も失ってしまうほど毎日がつらかったですが、更年期が終わったいまでは生きることの素晴らしさを感じています。苦しいこともあるとは思いますが、人生においてはただの通過点。そのあとに幸せを実感できるときが必ず来ますから、「肩の力を抜いて大丈夫ですよ」と伝えたいです。

ケース2 「いらだちがなくなり、睡眠障害が改善した」(52歳・女性の場合)

こちらの女性が更年期の症状を感じるようになったのは、45歳頃のこと。主な症状としては、脇の下と背中に異常な発汗があり、イライラしたり、睡眠障害に陥ったりしたと話します。

その後、50歳を過ぎたころからまずは発汗が治まるようになったとか。その後、少しずついらだっている自分を客観視できるようになり、最後に睡眠障害も改善されたといいます。更年期から抜け出したいまは、自治体で催しているサークルに参加するようになり、地域との関わりを楽しむ生活を送れるまでになったそうです。

経験者から更年期障害に悩んでいる方へメッセージ

更年期が終わるとストレスが減るので、些細なことにイラついていた更年期とは違う毎日が待っています。とても穏やかな気持ちで過ごせますし、ゆっくりと睡眠を取れるようにもなりますよ。みなさんもいまは人生の過渡期にいるんだと思うようにして、過ごしてください。

ケース3 「自然と色んなことへの意欲が湧いてきた」(62歳・女性の場合)

更年期の症状を感じるようになったのは、52歳くらいからだったというこちらの女性。イライラしたり、重苦しい気持ちになったりするだけでなく、頭痛に見舞われることもあったといいます。

そんな日々が続くなか、60代に入ったあたりで自然といらだつことが減り、色んなことをしたいと思う意欲が湧いてきたそうです。物事を前向きにとらえられるようになってからは、ガーデニングや編み物といった趣味の時間を増やすようになり、いまは楽しい生活を送っていると話します。

経験者から更年期障害に悩んでいる方へメッセージ

時間をかけて自然と症状が治まっていったので、「更年期が終わった」とはっきり感じた瞬間があったわけではありませんが、必ず終わりは来ます。なので、あまりがんばりすぎることのないようにしてください。

今回のアンケートでは、更年期が終わってから「気持ちが明るくなった」「からだが楽になった」といった回答が多く見られました。行動が活発になったことで趣味や人付き合いだけでなく、「ヨガやストレッチなどの運動をするようになった」という声も上がっています。更年期障害の症状が出ているときは、先のことを考える余裕がないときもあるかもしれませんが、“第二の人生”を謳歌している女性たちを目指して乗り越えましょう!

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