TRULY編集部
女性の身体を守り、“健康のバロメーター”として欠かせないものといえば、おりもの。子宮や腟からの分泌物のことを指し、女性なら誰にでもあります。量、におい、色など生理の周期によって変化するのが大きな特徴ですが、“カラダからのサイン”と呼ばれることもあるほど、女性にとっては重要なものです。
そこでTRULYでは、40歳以上の女性を対象に、閉経前後のおりものに関するアンケートを実施しました。更年期世代の女性たちが実際に感じているおりものの変化や対処法についてご紹介したいと思います。
更年期に入ってから、おりものの変化を感じるようになったというこちらの女性。以前は、生理や排卵日の前後に多かったおりものが、普段から増えてきたのを感じているのだとか。「特に量と頻度が増え、においが以前よりも生臭くなってきました」と話します。
病院の診察などを受けるほどではないため、おりものシートを頻繁に交換して対応。そのほかに、膣ケアとしてアーユルヴェーダで使われているセサミオイルを膣に塗って乾燥予防を行っているそうです。
自分でも簡単にお手入れできることはあるので、たとえば普通のボディソープをデリケートゾーン専用のものに変えるのはオススメです。閉経まではつらいこともありますが、一緒にがんばりましょう!
すでに閉経を経験した60代の女性は、更年期に差しかかった際、下着が汚れて困るほどおりものが増えてしまったのだとか。茶色でドロドロとしたおりものの量が増え、不正出血も見られたため、自身では子宮頸がんを疑うほど不安に陥ってしまったこともあったそうです。
その後、婦人科医の診察を受け、ホルモンパッチを処方されたと言いますが、閉経後は徐々におりものの量が減り、改善されたと話します。
不正出血には注意が必要なので、気になることがあればすぐに病院での診察を受けて欲しいと思います。そのうえで、お風呂に入ったときには膣をきちんと洗い、清潔を保つように心がけてください。
「更年期に入ってから、はっきりとした変化がありました」と話すこちらの女性。色やにおいはあまり変わらなかったものの、以前に比べるとおりものの粘り気と量が少なくなったそうです。ただ、それによって悩みが増えたこともないそうなので、特にトラブルもなく過ごせていると言います。
閉経前には生理以外の時期でもおりもの対策として、おりものシートだけでなく、軽量ナプキンを使用していたこともあったようですが、閉経してからはごく少量のおりものが時々ある程度に変わったそうです。
女性ならみんな経験することですし、いまは薄いシートやにおいを軽減してくれる商品もあるので、気持ちよく楽しく過ごしていくようにしましょう。
閉経前に関しては、「量が増えて困った」「徐々に量が減っていった」という両方の意見が挙がりましたが、閉経後は「ほとんどなくなってきた」という回答が多く見られました。そのほかに、「水っぽくなった」「クリーム色から透明のドロッとしたものに変わった」「においが強くなった」など質感や色、においにはかなり個人差があるようですが、大多数が更年期のおりものにはこれまでにない変化を感じているようです。おりものシートをこまめに変えて清潔を保ちつつ、少しでも異常があれば、すぐに病院の診察を受けるようにしてください。おりものが出している大事なサインを見落とすことなく、つねにチェックするようにしましょう!
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