【質問】暑くてたまらないことが多く、汗がとまりません。どのような治療や薬が効果的ですか? また、日常生活で対策できることはありますか?

記事更新日: 2020/06/28 TRULY編集部

【監修医師】加藤智子

  • 質問

  • 暑くてたまらないことが多く、汗がとまりません。どのような治療や薬が効果的ですか? また、日常生活で対策できることはありますか?


  • 回答

  • のぼせ、ほてりのような更年期症状でよくみられる血管運動神経症状は、卵巣から分泌するエストロゲンの減少により、視床下部や下垂体からの卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)の分泌が促進し、体温中枢が刺激されるためにおこるといわれています。また、ほかにもエストロゲンの低下により血中カルシウム濃度が上昇して血管拡張作用を引き起こすため、のぼせ、ほてりなどがおこりやすくなるといわれています。


  • 日常生活に支障をきたすほどの悪化があれば治療対象となります。こうした血管運動神経症状にはホルモン補充療法(HRT)が適しているといわれています。のぼせやほてりを緩和することによって、不眠や睡眠障害、関節痛なども緩和することもあります。全身症状なので経口剤あるいは経皮剤を検討することになります。


  • また日常生活のなかで自律神経を整える習慣が大切です。自律神経には交感神経と副交感神経があります。朝~夕方頃までは交感神経が、夕方・夜間は副交感神経が優位に作用し、活動やリラックスを適度に担ったり体温調整をしています。しかし、不規則な生活や、日中の活動が乏しい環境だと、これら2つの自律神経の切り替えがうまくできず、睡眠や代謝、精神面にも大きく影響してしまいます。起床と同時にしっかり日光を浴びて交感神経のスイッチを入れ、体温を上げ、日中の活動力をもたらすこと、また夜間はリラックスモードへ切り替えて、入浴は湯船にしっかりつかり、明るすぎない照明や、好きな香り、音楽を聴くなどして、体温を下げながら良い睡眠をもたらすことが大切です。


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【監修医師】加藤智子

日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。 日本医師会認定産業医。 日本抗加齢医学会認定専門医。 NPO法人女性と加齢のヘルスケア学会更年期カウンセラー。 検診マンモグラフィ読影認定医。 日本気象予報士。 食生活アドバイザー、他。 浜松医科大学医学部医学科卒業。 妊娠や子育て、不妊治療、婦人科疾患など女性の一生をサポートし不安や悩みに応えるべく、多様な資格を活かしたトータルケアを目指し活躍中。

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