【管理栄養士】湯本渉
骨粗しょう症とは骨がもろくなり、今までは骨折を引き起こさなかった程度の力が加わっただけで、骨折してしまう状態を言います。
今回は女性ホルモンと骨の関係や、とくに閉経前後の女性の骨粗しょう症などを予防するためのレシピをご紹介します。
女性ホルモン(エストロゲン)は骨の代謝を調節しているので、閉経によりエストロゲンが減少すると骨粗しょう症を発症しやすくなります。
女性の骨量は思春期から増加し始めて、20代の性成熟期頃までに最大に達します。
その後40代に入ると、卵巣機能の衰えのため骨量が減少し始めます。
そしてエストロゲン分泌が急激に低下する閉経前後の50歳頃から、さらに急激な骨量の減少をきたしてしまいます。
骨に関わる栄養素として下記のものなどがあげられます。
カルシウムとビタミンDは同時に摂ることで、腸内でのカルシウム吸収率がよくなります。
一方で、塩分やたんぱく質、食品添加物(インスタント食品、加工食品、清涼飲料水など)を多く摂りすぎると、尿中にカルシウムを排泄してしまいます。
よって、これらのものを必要以上に摂りすぎないことや、偏りのある食事ばかりをしないことが大切です。
最近では、魚や乾物を食べる頻度が少ない、という方も多いと思います。
しかし魚や乾物(特に天日干しのもの)にはカルシウム、ビタミンDともに多く含まれているので、おすすめしたい食材です。
【参考文献】
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