あなたのパートナーは大丈夫?働き世代を襲う、男性更年期障害

記事更新日: 2021/02/23 TRULY編集部

【監修医師】宋 美玄(ソン ミヒョン)

  • 「更年期」というと女性特有のものだと思っている人がいまだに多いですが、実際は男性も加齢に伴う男性ホルモンの低下が原因で、さまざまな更年期障害に見舞われることがあります。そこで今回ご紹介するのは、宋美玄先生監修による「男性更年期」の症状や対処法。さらに、TRULYが独自に行ったアンケートをもとに、男性更年期に悩まされている40歳以上の男性の声も取り上げていきます。


  • 男性ホルモンが体に及ぼす影響

  • 男性更年期障害とは、男性ホルモンであるテストステロンの低下によって引き起こされるものですが、テストステロンは20~30代でピークを迎えると、40代から徐々に減少。加齢だけでなく、睡眠や食事などの生活習慣、ストレスなどが原因で減少することもあります。そのため、患者の多くは40~60代。アラフィフに集中する女性更年期に比べると、幅広い年代に起こる症状といえます。


  • 経験者の声

  • 「症状は急に暑くなったり、起りやすくなったり。41歳から現在も続いています」(43歳・男性)

  • 「60歳から65歳のときまで、倦怠感がずっと続いているような感じになりました」(71歳・男性)


  • 男性更年期の症状とは?

    • 性欲が低下した、朝の勃起が見られなくなった
    • 興味・意欲の減退(仕事に燃えない)、パフォーマンスの低下、疲れやすい
    • 集中力・判断力・記憶力が低下した
    • 短気で怒りっぽくなった、自己中心的、神経質、不安、気分が落ち込む
    • 睡眠のリズムが乱れやすく、夜間に目が覚めて眠れない
    • 筋肉量の減少、内臓脂肪の増加、皮膚がたるむ、シワが出てきた、骨が脆くなった
    • 関節痛、筋肉痛、頭痛、発汗、ほてり、手足の冷え

  • 男性更年期障害では、身体的な症状、精神的な症状、性機能症状が主な症状として現れます。国際的に認められたAMS(Aging males’symptoms)スコアでは、「こころ(精神)」に関するもの5項目、「身体」に関するもの7項目、「性機能」に関するもの5 項目から構成された17項目の質問に答えるだけで簡単にセルフチェックも可能です。基本的に女性の更年期と同じ症状が出ることが多く、代表的なものは「体がだるい」「やる気が起きない」「イライラする」「のぼせる」「眠れない」など。男性特有のものだと、勃起力の低下や性欲減退といったものが挙げられます。


  • 経験者の声

  • 「疲れやすいので、外出して帰宅するとすぐに寝てしまいます。ただ、眠りが浅いため、朝起きた時に倦怠感が残っていることが多いですね」(57歳・男性)

  • 「3年くらい前から真剣に悩んでいます。主な症状は、疲れが取れない、息切れ、動悸、めまい、吐き気などです」(45歳・男性)


  • 男性更年期障害で診察を受ける場合

  • 男性更年期の症状がある場合、総合診療科もしくは泌尿器科で診察を受けるのが一般的。ただし、泌尿器科は「アンドロロジー」という男性学を専門にしているかどうかを事前に確認してください。あとは、泌尿器科医がやっているメンズクリニックというのもいまは増えてきています。男性更年期障害に対する治療としては、「ホルモン補充療法」がメインですが、治療内容によっては、保険がきかない自費診療になるものもあるので、各医療機関で相談してみましょう。


  • 経験者の声

  • 「現在、内科に通っていますが、僕の場合は血圧を下げるところから始めました。悩んでいるのなら、病院に行って医師に相談することをオススメします」(59歳・男性)

  • 「症状に合わせて、循環器科や内科に行っています。精神的に少し楽になるので、まずは症状の確認と自分の意識をしっかりと持つことが大事だと思います」(47歳・男性)


  • 40代~60代というまさに“働き世代”だからこそ、気を付けたい男性更年期。きちんとした対処法を行えば症状も改善されますので、パートナーの体調が気になる人は、まずAMSスコアからチェックしてみては?

  • AMSスコア診断結果

  • 26点以下:症状なし

  • 27~36点:軽 度

  • 37~49点:中程度

  • 50点以上:重 度

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【監修医師】宋 美玄(ソン ミヒョン)

丸の内の森レディースクリニック 院長/医学博士。子育てと産婦人科医を両立、メディア等への積極的露出で“カリスマ産婦人科医”として、様々な女性の悩み、セックスや女性の性、妊娠などについて女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行っている。

・このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

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