キラキラしてないとダメ?モヤモヤしてるあなたへのメッセージ
成長し続けないといけないの?毎日の生活で精一杯な私は怠けてる?
ニュースやSNSで、リスキリングや社会人大学、副業などという言葉を耳にするたびに、後ろめたい気持ちになることありませんか。
「もっと頑張れ!」といつも100%以上の頑張りを求められているような世の中。
日々の仕事や生活は、ほかの人に迷惑かけないように、大人としてやるべきことはやってるつもり。
でも、何だかもやもやした気持ちになってしまうあなたに伝えたいことがあります。
赤裸々!40代筆者のリアルな「ノンキラキラLIFE」を公開
突然ですが、私の生活は全くキラキラと無縁の暮らしぶりです。
誰かに発信するような出来事は生活の中で起きないので、SNSはアカウントを作成したものの更新することはほぼありません。料理のショート動画を見て、これ作ってみたいとレシピを保存するが、結局作らずじまい……。
仕事も責任を持って取り組みますが、特別な能力や秀でたものがあるわけでもなく、何か大きな成果を出せているかと聞かれると言葉数が少なくなってしまいます。男子小学生をワンオペ子育て中につき、体力的にも気力的にもカツカツなので、副業やスキルアップのための余力はゼロ。
という、キラキラからは程遠い、ごくごく平凡な毎日を繰り返しています。
どうしてキラキラに近づくとモヤモヤするんだろう?
こんな生活を過ごす中で、時おり「モヤモヤ」を感じることがあります。
それは「キラキラ」を目の当たりにしたときです。
インスタでキラキラ女子の投稿を見ても、別世界のモノだと理解できる程度には大人なので揺さぶられません。ではどんな「キラキラ」が私を「もやもや」させるのか考えてみました。
・スキマ時間を有効活用!系の記事を読んだとき
→スキマ時間はゆったり過ごしちゃダメ?
・女性活躍という言葉を耳にするとき
→活躍してないといけないのかなとちょっとした罪悪感
・投資や老後資金に関する情報に触れたとき
→何かやらないといけないのかと、むやみやたらと不安に
・子供に「将来何になりたいの?」と聞かれたとき
→このままぼんやりと年をとっていくだけじゃいけないような気がする。
こうした私の「モヤモヤ」はどこから来ているのでしょうか。
焦りを感じたら試してほしい【寝る前の良かったこと探し】
「モヤモヤ」の根底には、「焦り」があるように思います。
では私は、何と比べて焦っているのでしょうか。
どうも具体的な焦りの対象がある訳ではなさそうです。「見えない何か」と比べてしまうからこそ、焦燥感=「モヤモヤ」するのかもしれません。
そんなときは、大抵疲れているとき。もし「モヤモヤ」を感じることがあったら、まずしっかり食べて、睡眠を取りましょう。
焦りのピークが落ち着いたら、試してほしいことがあります。
それは【寝る前の良かったこと探し】です。
ベッドに入ったら、その日自分が幸せを感じたことを思い返します。
「幸せ」と言葉にすると、敷居が高く感じるかもしれませんが、ささいなことでいいのです。むしろその方がおすすめです。
私の場合は「並んだレジの進みが早かった」「家に着いたとたんに、雨が降りだしてギリギリセーフだった」とか「右折しようとしたら対向車に譲ってもらえた」など、そんな感じの本当にちょっとした【良かったこと】です。
これを繰り返していくと、【良かったこと】を見つけるのが上手になります。そうすると、ささいなことに幸せを感じられる癖みたいなものが身に付きます。
幸せと感じるかどうかのモノサシは、本来自分の中にあるものです。
でも情報過多の現代社会では、色んな物差しが視界に入り込んできます。スキルアップできる幸せ、経済的に豊かになる幸せ、見た目を美しく保つ幸せ……。
外から知らされるサイズの大きな幸せが、私を焦らせているのではないか、モヤモヤさせるのではないかと思うのです。
サイズの大きい幸せは達成できる人を選ぶもの。もちろん目指したい人は目指していい。
でも、もっと小さいサイズの幸せを大切にする生き方があってもいいんじゃないでしょうか。
ほかと比べない!小さな幸せがあなたを強くする
小さな幸せ探しが上手になると、どんどん心が強くなります。それは、他と比べるものがない幸せだからです。
実はこの考え方にたどり着いたのは、一度大きくメンタルを崩したことが影響しています。当時は焦って、無理して、それでも頑張って……ともがいているうちに、何もできなくなってしまいました。この経験から、どこまで頑張れるかは人によって違うことに気付きました。
例えばプロのマラソンランナーと市民ランナー、ウォーキングがやっとの人では、それぞれレベルが違います。それと同じように、ガンガン頑張れる人と、無理なくがちょうどいい人がいるんじゃないかと思います。
プロランナーのトレーニング=大きな幸せにトライ
毎日のウォーキング=無理なく小さな幸せ探し
そんな風に捉えています。
全員がプロランナーを目指さなくていいように、みんながみんな頑張りすぎなくてもいい。そのことを伝えたいです。
どうしてもキラキラ頑張る人は、輝いているので目立ちます。カッコいいです。
でも小さいささやかな幸せを見つけて、自分を大切にできる人も強くて素敵だと思います。
今の自分を好きになれるように、だまされたと思って今晩から【寝る前の良かったこと探し】をしてみてください。