ハリウッド女優も更年期に…それでも前より自分を好きになった理由とは?
ここ最近、日本でも更年期障害や閉経について有名人が語り始めたり、メディアで取り上げられたりする機会が増えていることもあり、以前に比べるとオープンに話し合える環境へと徐々に向かっているのを感じている人も多いのではないでしょうか? 実際、海外の女優たちも自身の経験や更年期に対する思いについて発信し、大きな反響を呼んでいます。そこで、TRULYではそんな女性たちが美しく輝き続けている秘訣に迫りたいと思います。
今回ご紹介するのは、『恋におちたシェイクスピア』や『アイアンマン』シリーズで知られるハリウッド女優のグウィネス・パルトロウ。現在、48歳の彼女はまさに更年期世代ですが、2年ほど前から更年期の初期段階に突入しているといいます。グウィネスは女優のかたわら、実業家としても成功しており、2008年からライフスタイルブランド「Goop(グープ)」を運営。美容やウェルネスに特化したオンラインブランドということもあり、化粧品やサプリメントをはじめ、食品、洋服、アロマなどの幅広いラインナップが並んでいます。
タブー視されている更年期や閉経のイメージを変えたい
ブランドを立ち上げたこともきっかけとなり、女性のセックスや健康について取り組んでいるグウィネスは、フェムテックグッズや更年期の女性をサポートするサプリメント「Madame Ovary」(Ovaryの意味は「卵巣」)を販売し、大きな話題となりました。「閉経は汚名を着せられて悪者扱いされているから、リブランディングすべき」と主張し、タブー視されている更年期や閉経のイメージを変えるために、現在さまざまな活動を行っているところです。
年齢を重ねることについても、ネガティブな印象を持つ人が多いなか、グウィネスは過去のインタビューで、「人生が深まるにつれて、自分のことをよく知ることができるようになるの。だから、自分自身をジャッジすることなく価値がクリアになってくるのよ。若い頃にはできなかったけれど、いまでは誠実でいられるようになったし、すべてのことを楽しみながらうまく回せるようになったわ」とその素晴らしさを訴えています。
ときには、目尻のシワを見つけて、「あら、いやね」と思うこともあるそうですが、自分のインナービューティーに目を向けることで、前よりも自分のことを好きになっているのだとか。理由としては、「自分が誰だかわかるようになったことで、自分の人生を形作る人間関係や仕事をきちんと評価できるようになるから」と語っています。
女性は自分が一番自分らしくいるための選択を許されるべき
また、更年期に入ってから、骨密度を高くするためのウエイトリフティングをワークアウトのメニューに取り入れたり、オーガニックの食品や緑の葉物野菜、タンパク質を中心とした食生活を続けてみたり、ホルモンレベルのモニタリングを6か月おきに行ったりしているというグウィネス。ホルモンの乱れから、理由もなく突然怒り出してしまったこともあったそうで、不安な気持ちに陥ったときは、瞑想で取り払っているのだそうです。
そして、女性たちに向けては、「美容に関することでも、ファッションに関することでも、女性は自分が一番自分らしくいるための選択を許されるべきだと思うわ。だから、女性は自分や他の女性の選択に、善悪をつけるべきではないのよ」という背中を押してくれるメッセージも発信してくれています。更年期障害で気分が落ち込みやすいとは、同じ思いを抱えながらも、強く美しく生きるグウィネスの言葉を思い出してみてはいかがですか?