「最近、仕事のやる気が出ない」40代・50代男性に起こる不調の正体とは?【男性更年期の体験談】

40代・50代は、職場で責任あるポジションを任される一方で、体力的な衰えを感じ始める時期です。
「最近、どうしても仕事のやる気が出ない」「疲れが取れない」と、不調を抱えながらも誰にも相談できずにいる男性も少なくありません。
今回は、仕事のプレッシャーと急激なモチベーション低下に悩まされ、「うつ病かもしれない」とまで思い詰めた健一さん(仮名・50歳)に、男性更年期のリアルな体験についてお話を伺いました。
【アンケート結果】約8割の男性が「やる気低下」により「仕事に支障が出た」と回答

今回、TRULY独自に40代〜50代の働く男性に「仕事のやる気と更年期症状」についてアンケートを実施したところ、回答者の約8割が「これまでに仕事でやる気が出ない状態を経験し、実際に仕事上の支障が出たことがある」と回答しました。
また、仕事にやる気が出ないのと同時に、疲れが取れない・夜眠れない・イライラ・集中力の低下なども経験しているというリアルな現状が見えてきました。
健一さんも、そんな葛藤を抱えながら働き続けていた一人でした。
異動を機に始まった「謎の不調」とやる気の低下
これまで会社のためにと身を粉にして働いてきた健一さんが、心身の変化を感じ始めたのは49歳の時。急な異動が決まり、新しい部署での勤務がスタートした頃でした。
健一さん慣れない部署での業務が始まったことで、急に疲れが取れなくなり、やる気が起きなくなりました。これまでなら乗り越えられたはずなのに、なぜかモチベーションが全く上がらなくなってしまったんです。
精神的な変化に加えて、身体的な不調も徐々に現れるようになりました。ちょっとしたことでイライラすることが増え、夜は不安が収まらずに眠れない日々が続いたと言います。
40代頃より、男性ホルモン(テストステロン)の低下により自律神経が乱れやすくなると言われています。健一さんのように、環境の変化によるストレスが引き金となり、精神面と身体面の不調が同時に現れるケースは珍しくありません。
「今までならしないミス」焦りとプレッシャーで悪循環へ


体調が優れない中、追い打ちをかけるように実際の業務にも支障が出始めたそうです。



仕事の納期に間に合わなくなったり、なかなか目の前の業務が進まず、完遂させるのに以前よりも時間がかかるようになってしまいました。
仕事のパフォーマンス低下だけでなく、ケアレスミスや作業のクオリティー低下などが起こり、追い打ちをかけたと話します。
健一さん:



一番ショックだったのは、今までなら絶対に失敗しないような伝票作成や処理作業でミスをしてしまったことです。
今までできていたことが十分に対応できなかったり、自分でも要因がわからない不調が続いたりすることで、不安や焦り、イライラしてしまう男性も少なくありません。



健一さん:かなり心配性な性格に変わってしまい、新しいことにチャレンジするのが億劫になりました。パフォーマンスが落ちていることに強い不安と焦りを感じ、「自分はうつ病なのかな?」と疑ったこともあります。


40代・50代の「やる気の低下」は男性更年期のサインかも?
今回のアンケートで印象的だったのは、40代・50代男性の「やる気の低下」や「気分の落ち込み」に、男性ホルモン(テストステロン)の低下が関係している可能性があることを、約8割の人が知らなかったという点です。
男性更年期障害は、適切な治療によって症状を改善できる可能性があります。泌尿器科やメンズヘルス外来では、血液検査でテストステロン値を測定し、必要に応じてホルモン補充療法(TRT)などの治療が受けられます。「ただの疲れ」「年のせい」と諦めてしまう前に、一度専門医に相談してみることが、仕事のパフォーマンス回復への第一歩となるかもしれません。
現在、健一さんは睡眠をきちんととるために運動を始めたり、栄養を意識してサプリメントを取り入れるなど、できることから少しずつ対処を始めています。そして、同じように悩む同世代の男性へ、こんなメッセージを送ってくれました。



一人で悩まず、まずは医師に相談してみるのも良いと思います。そして、可能ならば無理をせずに、仕事を休むのも一つの方法です。




「やる気が出ない」自分を責めず、まずは専門家に相談を


「最近やる気が出ない」「ミスが増えた」と感じるのは、決してあなたの甘えや能力不足ではありません。責任感が強い人ほど、「みんな頑張っているから」と限界まで無理を重ねてしまいがちです。
仕事を休むことに、どうしても罪悪感を抱いてしまうこともあるでしょう。それでも「休む」という選択は、決して甘えではありません。変わりゆく自分の体をいたわり、これから先も長く健やかに働き続けるための大切な休養です。
一人で抱え込まず、時には周囲の人や専門家の手も借りながら、ご自身が一番心地よくいられるペースを見つけていけるといいですね。


※本記事は実際の体験談をもとに構成・編集しております。















