【体験談】尿漏れ経験者が語る対策とは?

  • URLをコピーしました!

出産や加齢、肥満、閉経後の女性ホルモンの低下など、原因はさまざまですが、女性にとってなかなか人には言いづらいのが尿漏れの悩み。体の構造上、男性よりも女性のほうが尿漏れしやすく、40歳以上の女性では実に4割以上が尿漏れを経験しているという結果も出ているほど、意外と多くの女性が抱えている問題と言われています。

これから尿漏れすることを心配している人も、すでに尿漏れに悩まされている人も、ほかの女性たちがどのような対策を取っているのか知りたいですよね? そこで、TRULYでは40歳以上の女性を対象に行ったアンケートをもとに、尿漏れを経験している女性たちの生の声をご紹介したいと思います。

目次

ケース1「44歳・女性の場合」

こちらの女性が尿漏れするようになったのは、30代に入ってから。おもいっきり笑ったり、くしゃみをしたりするときに尿が漏れてしまうそうで、多いときには週に2回ほど尿漏れしていると言います。

尿漏れするようになってから、何かしていますか?

対策として、肛門にぐっと力を入れる体操のようなものをやったことはありました。あとは、排尿を途中で止めるトレーニングもたまにしています。

尿漏れで悩んでいる方へアドバイス

おりものシートは吸水量に不安があったので、生理用ナプキンを使ったこともありましたが、やはり尿漏れには尿漏れ専用のパンティライナーなどがオススメ。より快適で、安心感もあると思います。とりあえず、トイレにはこまめに行き、恥ずかしがらずに尿漏れ専用の製品を使うようにしましょう。

ケース2「42歳・女性の場合」

出産をきっかけに、35歳頃から尿漏れするようになったというこちらの女性。くしゃみをしたときなど、週に2~3回ほど尿漏れをしてしまうのだとか。ひどいときには毎日尿漏れしていたそうですが、現在は量がそこまで多くないため、おりものシートを使って過ごしていると話します。

尿漏れするようになってから、何かしていますか?

病院での治療などは特にしていませんが、おしっこをするときに少し我慢をしてみたり、普段から尿道をぎゅっと絞めたりしています。あとは、膣トレをするようにも心がけているところです。

尿漏れで悩んでいる方へアドバイス

ある程度膣トレをすると、症状がよくなるように感じています。尿漏れを気にしてふさぎ込んでしまうより、「必ず良くなる!」と考えて治療やトレーニングに取り組むのがいいですよ。

ケース3「43歳・女性の場合」

30代半ばのある日、トイレに行くタイミングを逃して我慢していたときに尿漏れを初めて経験。それからは、1日に4~5回ほど尿漏れしてしまうと悩みを打ち明けてくれました。いまでは、立ったりしゃがんだりのように動作を始める瞬間やトイレを見て我慢できずに漏れてしまうこともあるのだとか。

尿漏れするようになってから、何かしていますか?

対策としては、トイレに行きたいと思ったら、なるべく早く行くことくらいしかできていません。とはいえ、仕事中は行きたくても行けないことも多いので、そのときは吸水ライナーに頼るのみですね。職場の人に相談して、病院に行くことも考えたことがありますが、まだ行けていませんし、膣トレもしたことはありません。

尿漏れで悩んでいる方へアドバイス

尿漏れをしている人は結構周りにもいるので、1人で悩まずに相談できる人がいたら相談すること。みなさんにもそうやって少しでも心配な気持ちを減らして欲しいです。あとは、吸水ライナーを使用すると不安を軽減できるので、一度試してみることをオススメします。

以上、尿漏れ経験者の女性たちによるアンケートをご紹介しました。

尿漏れの原因の一つが骨盤底筋の衰えです。恥骨から尾骨にかけてハンモックのような形で膀胱や、子宮、直腸を支えている筋肉で、ちょうどショーツの股の部分あたりです。

 この骨盤底筋が出産で傷ついたり、加齢で衰えたりすると、尿漏れのトラブルが起きやすくなります。

アンケートでも骨盤底筋を鍛えるトレーニングをしているという声は多く聞かれましたが、一方で症状がひどいようなら病院に行くべきという意見も上がっています。

決して自分ひとりだけの悩みではないので、落ち込んでしまうのではなく、まずは自分が快適に過ごせる方法を探してみてはいかがでしょうか?

この記事を監修した専門家

監修助産師/看護師

東衣里


助産師として大学病院産科病棟・外来にて勤務。その後、大手百貨店で妊娠・出産・育児を中心とした相談業務を担当。また、都内複数の区からの委託を受け、こんにちは赤ちゃん訪問(出産後の新生児訪問)にも従事。

現在はTRULYにて、チャット相談業務や記事執筆などを担当。地方へ移住して、リモートワークという形で仕事とプライベートを両立。自身も、働く女性・一児の母として、困っている女性の気持ちに寄り添った、実現可能なアドバイスを心がけている。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

「TRULY」LINE公式アカウント

女医や専門家による正しい情報を配信中!

この記事を書いた人

信じられる情報を、安心できる寄りどころを。

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

<専門家の皆様へ>
病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。

目次