忙しい日々でも「半身浴」の時間を確保

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毎日医師として、3人のお子さんの母として忙しい日々を送る皮膚科医の中村淑子先生。必ず確保するのが週3回の半身浴の時間だそう。中村先生独自の実践方法やオトナ女性の身体と心をより癒すために押さえておきたいポイントについて伺いました。

目次

大切にしている1時間×週3回の半身浴

気になることをずっと考え続けてしまったり、小さなストレスをため込んだりしがちな性格なので、リラックスする時間を大切にしています。とはいえ、仕事をしながら9歳、6歳、4歳の子供を育てているので、帰宅後も静かな時間はおとずれません。1時間×週3回の半身浴をしながらの読書が私の癒しの時間です。

半身浴では41℃設定のお湯を張り、入浴してから追い炊きで温度を上げていきます。密室でたっぷり汗をかくことで体が少し軽くなり、精神的にもデトックスできるような気がします。

ヒートショックプロテインで健康に

高い温度での入浴には医学的な効果もあります。肌に熱を与えるとコラーゲンの生成を期待できます。加えて、40℃以上の湯に20分以上つかると、ヒートショックプロテイン(HSP)が増加すると言われています。ヒートショックプロテインは傷んだ細胞を修復する働きを持つタンパク質で、免疫細胞の働きを強化したり乳酸の発生を遅らせたりする働きがあります。自律神経のバランスを整え、ストレスを軽減する効果もあるといわれています。

半身浴をする前には水分の補充が必要です。脱水症状を防ぐためにもカフェインの入っていないお茶やお水がよいでしょう。

子育て中でもボディケアの時間は捻出できる

半身浴をする日は夕食作りを始めたらお湯張りボタンを押します。子供たちとテーブルセッティングし、3人が「いただきます!」と食べ始めると、私は夕食を取らずにお風呂に直行します。その時の気分の本を何冊かと、ドリンクを持ち込み、半身浴をスタートします。1時間経ったころに湯の温度を下げて6歳、4歳の2人に「入っておいで」と声をかけ、一緒に入浴。します。寝かしつけをしてから入ってもいいのですが、そうすると疲れ果ててしまっていつの間にか寝落ちしてしまったり…。いろいろ試行錯誤をした結果、この方法に落ち着きました。

お風呂上りにはビタミンA配合のエンビロンのC-クエンストーナー(導入液)、C-クエンスセラム 4プラス(保湿ジェル)を中心にその時のお肌の状態をみて内容をアレンジしながらケアをしています。ビタミンAのレチノイン酸はシミ、しわ、肌のハリに良いとされています。配合されているのはパルミチン酸レチノール等の刺激の少ないもので、ほてり、かゆみ、ニキビなどのA反応も強く出ないことが特徴です。職業柄、さまざまな化粧品をメーカーからいただいて試したことがありますが、肌のハリをはっきり実感できたのは知人から紹介されたこのシリーズでした。

本当は肌ケアについてはもっといろいろしたほうが良いとは思いますが、毎日のことなので、これが私のできる範囲ですね。

締めくくり

中村先生の半身浴は20分以上じっくりつかるリラックス度が高そうな方法。脱水症状には気をつけながら実践するようにしましょう。

半身浴の方法

40℃以上のお湯に20分以上浸かる

注意点

カフェインが入っていないドリンクを持ち込み、水分を補給する

入浴後のケア

ビタミンA配合の導入液と保湿ジェル

(C)Adobe Stock

この記事を監修した専門家

監修医師

中村淑子

北朝霞メディカルクリニック院長
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
順天堂大学非常勤助教

大学病院で7年勤めたのち、美容皮膚科クリニックで研鑽を積み現職。 商品開発アドバイザリーやメディア取材など皮膚科領域で幅広く活動している。

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