【体験談】閉経前の生理に変化を感じましたか?

  • URLをコピーしました!

女性にとって生理の時期は毎回憂鬱ですが、一方で更年期に入ると近づいてくる「閉経」に不安を感じている人、体験談を聞きたい人も多いのでは? 閉経とは、月経が永久に停止した状態のことを指し、月経が来ない状態が1年続いたときに、1年前を振り返って閉経と判定されています。また、更年期は「閉経を挟んだ前後5年間」と定義されているため、更年期を語るうえでも欠かせないものでもあるのです。

多くの女性たちが生理によるトラブルを経験してきたと思いますが、「閉経前の生理ってどうなるの?」「閉経が近づいてくるサインはあるの?」など、いろいろな疑問が湧き上がってきますよね。日本人女性が閉経を迎える平均年齢は、50歳前後と言われていますが、人によって閉経前の変化もさまざまです。そこでTRULYでは、閉経を経験した女性たちにアンケートを実施し、生の声とアドバイスを集めてみることにしました。

目次

ケース1「周期や期間の変化」

現在51歳の女性が閉経を迎えたのは、49歳のとき。「周期が短くなったこともあり、生理が来る時期がバラバラになりました」と話します。そのほかの女性からも「周期が不規則になってしまい、急に生理が来ることがあって困った」「生理の期間が短くなったような気がする」といった声が上がりました。これまで規則正しく生理が来ていた人にとっては、周期や期間の変化はひとつのバロメーターになりそうです。

閉経前の生理に悩む方へアドバイス

私は生理の間隔がおかしいと感じたので、病院に行って相談したこともありましたが、周期の乱れは多くの人が感じてるようです。つねにナプキンを持ち歩くことをオススメします。

ケース2「量の変化」

「55歳で閉経しました」と話すのは、72歳の女性。「経血の色やにおいは特に変わりませんでしたが、量が少なくなったように感じました」と言います。それまではタンポンを使用していたようですが、量が減ったことでナプキンのみを使用。「生理のときの対応が楽になりました」と話してくれました。逆に「量が増えて悩まされた」という女性もいたので、必ずしも減るというわけではありませんが、量の変化を感じる女性は多いようです。

閉経前の生理に悩む方へアドバイス

閉経は自然なことなので悩む必要はありません。時間が経てば、生理があったときよりも快適な生活ができますから。とはいえ、気分が落ち込んでしまうようなら、家でゆっくり過ごしたり、アロマを焚いてみたり、好きな音楽をかけて過ごしてみたりするのもいいと思います。

ケース3「体調の変化」

56歳の女性は、51歳の頃に閉経を経験した一人。ケース1、2の方同様に周期や量の変化も感じていたようで、「毎月来ていたのに、2か月に1回となり、だんだん間隔が空くように。量もどんどん減っていきました」と話します。そんななかでもっとも悩まされたのは、体の不調が続いたこと。「ホルモンバランスが悪くなってしまい、病院に行ってみると、更年期障害だと診断されました。その後は少しうつのようになってしまったり、ホットフラッシュの症状が出てしまったり……。仕事に影響が出ることもありました」と打ち明けます。こちらの女性と同じように、落ち込んだ気分やだるさを感じたという回答も数多く見られました。

閉経前の生理に悩む方へアドバイス

最初は悩みましたが、慣れていきますし、サプリメントなどでも乗り切れました。年数が経てば徐々に良くなりますし、多くの女性たちが経験することですからね。会社の同僚や友人に相談したら、かなりの人が更年期障害に悩んでいたことがわかったので、みなさんも話してみるといろいろと参考になると思いますよ。

以上、閉経前の生理で変化を感じた女性たちの声をお届けしました。変化を感じたら、自分の体をこれまで以上にいたわることを意識してみてください。

アンケートでは、「女性じゃなくなるような気がして少し寂しい」と不安を抱いている人から「生理がなくなって、こんなに楽になると思わなかった」という人まで、さまざまな意見を聞くことができました。

女性なら必ず経験することなので、悩んでいるときは1人で抱え込まずに、周囲の人に相談してみるのがオススメです。

また、周期の乱れや量の変化には、子宮や卵巣などの病気が隠れている可能性もあります。更年期に入ったら、定期的に婦人科で自分の身体の変化を確認できるようにしていきたいですね。

この記事を監修した専門家

監修助産師/看護師

東衣里


助産師として大学病院産科病棟・外来にて勤務。その後、大手百貨店で妊娠・出産・育児を中心とした相談業務を担当。また、都内複数の区からの委託を受け、こんにちは赤ちゃん訪問(出産後の新生児訪問)にも従事。

現在はTRULYにて、チャット相談業務や記事執筆などを担当。地方へ移住して、リモートワークという形で仕事とプライベートを両立。自身も、働く女性・一児の母として、困っている女性の気持ちに寄り添った、実現可能なアドバイスを心がけている。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

「TRULY」LINE公式アカウント

女医や専門家による正しい情報を配信中!

この記事を書いた人

信じられる情報を、安心できる寄りどころを。

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

<専門家の皆様へ>
病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。

目次