肌の老化要因の8割は「光老化」だった! 日焼け止めの上手な選び方は?

記事更新日: 2020/07/26 TRULY編集部

TRULY編集部

スキンケアや食事、運動など美容まわりについて正しい知識をわかりやすく教えてくれる理系美容家かおりさん。TRULYではそんなかおりさんに、年齢とともにどうしても衰えてくる肌力について、どうしたら少しでも食い止められるか、何に気をつけるべきか、聞いてきました。(以下敬称略)


肌の老化要因の8割は?


「肌の老化要因の8割は光老化」とかおりさんは言います。光の中でも特に紫外線が要注意で、これは米国光学会で発表されており、美容業界もこの考えを主軸として美容方法を打ち出しているところが多いそうです。


かおり:結局、日焼けは肌にとってダメ、紫外線はダメ、ということですね。


地上に降り注ぐ紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類あります。違いは以下の通り。


・UV-A:波長が長く、曇りの日も降り注ぐ上に、窓ガラスも通過する生活紫外線。肌の奥の真皮層まで届き、シミ、シワ、たるみの原因になるが、赤くならないので気付きにくい。

・UV-B:波長が短く、表皮層にダメージを与えるレジャー紫外線。肌が赤くなる炎症を引き起こし、シミの原因にも。


これだけですっかり怖くなる紫外線ですが、かおりさんは「逆に言えば、紫外線をしっかり止めれば8割の肌老化を止めることができる」とポジティブなコメントをしてくれました。そこで日焼け止めを選ぶときのポイントを教えてもらいました。


日焼け止めを選ぶときのポイント

・PA(UV-Aを防ぐ指標)は、++(2プラス)以上あればOK。

・SPF(UV-Bを防ぐ指標)は、普段生活する分には30以上あればOK。

・レジャーの時は「SPF50」「PA++++」のような紫外線防止効果の高いものを使うのが良い。

・UV-Aは部屋の中にも降り注ぐので、外出しなくても日焼け止めは塗っておくのがベター。

・可能だったらこまめに塗り直しを。難しい場合はスプレータイプの日焼け止めで重ね塗りすると効果を持続できます。


かおりさんは、スキンケアグッズの隣に日焼けどめをおいておき、毎朝基礎化粧品をつけた後に続けて日焼け止めをつけているそうです。そして日焼け止めを塗ってから、部屋のカーテンを開けるという徹底ぶりだと教えてくれました!


肌のエイジング防止には食事も大事


続いて肌の老化を防ぐために覚えておきたい栄養素についても聞きました。


①抗酸化物質


「紫外線を浴びると活性酸素が発生します。この活性酸素が引き金になってお肌のエイジングを引き起こします」とかおりさん。そこで、活性酸素を消去してくれる「抗酸化物質」を食事で補うといいそうです。


活性酸素を消去してくれる栄養素

・ビタミンA、C、E

・ポリフェノール


かおり:これらの栄養素は緑黄色野菜、ワイン、チョコなど、色が濃い食べ物に入っていることが多いので、日常的に食べてみることを心がけてみてください。


②ビタミン、ミネラル


肌力を高めたり、体の機能を高める土台として、ビタミン、ミネラルがあります。


かおり:ビタミン、ミネラルを取ると体の機能がしっかり整って新陳代謝がよくなるので、例えばお肌のためにコラーゲンを摂取した時も効果が高まります。ビタミンやミネラルは、肉、魚介などにも入っています。いろんな食材をとることがだいじです。どうしても難しい人はサプリで補充してみてください。


③コラーゲン


コラーゲンは年齢とともに生成量が下がり、40代になると20代の3分の2にまで落ちると言われています。以前はコラーゲンを食べてもお肌には意味がないと言われていましたが、最近ではコラーゲンを口から摂取することでコラーゲン生成につながることが認められているそうです。


かおり:コラーゲンボールを鍋などに入れてもいいですし、鶏皮、鶏肉、牛すじ、皮付きの魚にもたくさん含まれています。あとビタミンCはコラーゲンを生成する時に必要なので、コラーゲンを摂るときは、ビタミンCも同時に摂ることも忘れないようにしてください。


④アスタキサンチン


抗酸化物質の一種「アスタキサンチン」もおすすめだそうです。


かおり:摂取したアスタキサンチンは一部が皮膚まで届き、活性酸素を消去してくれると考えられています。またアスタキサンチン5mgを1ヶ月摂取したところ、眼のピント調節力が改善したという報告があります。サプリもあるのでぜひ試してみてください。食べ物だと、サケやイクラ、エビ、カニなどの赤がアスタキサンチンです。私も大好きで、サプリを飲んでいます。


⑤セラミド


セラミドは肌のバリア機能に直接関わるものですが、年齢とともに産生量が減少していきます。


かおり:セラミドの前駆体であるグルコシドセラミドはお米にも入っています。ご飯を一杯食べるだけでも摂取できますが、サプリの方が吸収効率が高いので、余力がある人はおすすめです。


以上、肌のエイジングを防ぐための栄養素をたくさん教えていただきましたが、中でも特に心がけて摂取して欲しいのは、抗酸化物質を消去してくれる「ビタミンA、C、E」と「ポリフェノール」とのことでした。普段の食事の参考にしてみてください。



プロフィール

■理系美容家 かおり

一般社団法人美容科学ラボ代表理事。化学専攻のリケジョという背景から、「科学的根拠のある正しい美容知識」の普及活動に従事。研究会や学会などで取得した知見を美容業従事者、消費者へわかりやすく情報公開し、美容の情報リテラシー向上に努める。美容セミナー講師や記事監修、企業サポートを行う。科学的観点から消費者に心理的・時間的負担を軽減した「お金と時間をかけない美容法」を提案。 


公式サイト「美容科学ラボ」

https://rikei-biyouka.com/

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