【アーユルヴェーダで考える心の安定と乱れ】受け入れることができると人生は楽になる

五月病対策にも アーユルヴェーダで考える 自分を受け入れ心を安定させる方法
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5月病という言葉があるように、5月は精神的に不安定になりやすい時期です。今回はアーユルヴェーダの中でも「心の安定や乱れ」について、講師のMAMIさんが解説します。

目次

心の安定とは

今日1日なんだか清々しいなと感じる日はありますか?

充実感、安心感、満足感、満たされている感覚のときは何をやっても清々しく感じます。

そして、心が満たされていると周りが気にならなくなり、何かが起こっても動じず冷静に判断ができます。

常に一定の水が注がれ、ある一定に達したら必要な場所へと流れ込み常に純粋な水だけが注がれていく、そんな濁りのないクリアな状態が心が安定するのに似ている気がします。

心の性質とは

アーユルヴェーダではグナ(精神・心)の性質を3つに分けます。

一つ目は『ラジャス』激質

二つ目は『タマス』暗質

三つ目は『サットヴァ』純質

それぞれが持つ性質は以下となります。

ラジャス

「動性・激質」という意味を持ち、ラジャスが増えることで心が動き、願望や欲求が起こります。また、感情の起伏が激しくなり注意力散漫な状態となります。

タマス

「惰性・暗質」という意味を持ち、タマスが増えることで心が動かなくなり、気力や意欲がなくなります。また、健康や幸福に対する意識がなくなります

サットヴァ

「純粋性・純質」という意味を持ち、サットヴァが増えることで心が純粋な状態に近づき、健康や幸福に対する意識も高くなります。

アーユルヴェーダの5つの感覚器官と行為器官

私たちは、5つの感覚器官と5つの行為器官があります。

これらはいずれも5大元素から生み出されています。(Vol.1参照)

感覚器官・行為器官

・耳(聴覚) ・発声:空

・目(視覚) ・移動:火

・皮膚(触覚) ・操作:風

・舌(味覚) ・生殖:水

・鼻(嗅覚) ・排泄:地

アーユルヴェーダの世界観とは

海の波を想像してみてください。

晴れて天気がよく、風が穏やかなとき波も小波程度の穏やかな波です。

激しい雨が降り、風が強く海はいつも以上に荒れている時は波も高く、激しく何度も岸に押し寄せてきます。

しかし、海の中は何も変わってません。

いつもの静けさがあり、変わらない景色があり、ただただ一定の場所が存在し幸せな状態を保っています。

本来、私たちの心の中(魂)も海の中と同じです。

常に何者にも影響されず静けさの中にただ存在します。

なぜ心が乱れたと感じるのでしょうか?

海の波は、小波の時も大波の時も常に自然や物質(人や物)の影響を受けて起こっています。つまり、自然界は起こっている全てを受け入れ、あるがままの姿でいます。

しかし、私たちは起こっている全てを5感で感じ、行為として現わし、感情で表現するときがあります。それが心の乱れとつながります。

私たちの中にあるグナ(精神・心)の動きがラジャス(激質)に動いたり、タマス(暗質)に動いたり、サットヴァ(純質)に動いたりします。しかし、それは常に意識が自分対人や物、出来事に向いているからこそ起こることです。

心が乱れるとどうなるの?

アーユルヴェーダでは心の乱れは不調や病気につながり、身体にも影響を及ぼします。

だからといってストレスは100%悪いものではありません。

なぜなら、ストレスを与えることで、良い作品ができたり、やる気に満ち溢れたり、仕事が捗る場合もあるからです。

自分にとって「ストレスとは何か」を考えたことはあるでしょうか。

不調や病気へと繋がるストレスは「自分の声を無視してをしている」ことが原因で起こります。

自分の声を無視した時に起こるサインとは?

私は前の職場で自分の声に気づきながらずっと無視をしていました。

よく言われる心の叫び、この声はたぶん数十回も私にかけていたんだと思います。

「もっとやれる、もう少しできる」は本当に心の声なのでしょうか?

私にとってこの声は、本当の心の声を消すためのおまじないのように言い続けた言葉でした。

最初に起こった異変

・イライラ

・笑うことが減る

・自我が強くなる

サイン

・元々持っていた片頭痛で1週間頭痛と嘔吐

・家から一歩も出たくない

・気分の変動(泣く、叫ぶ、怒る)

・円形脱毛症発生

・白髪が増える

人それぞれ起こる異変、サインは異なります。

アーユルヴェーダ的に言えば私はピッタ・ヴァータ体質のため、心の性質ラジャスとタマス、そしてピッタの火の性質である怒り、片頭痛が起こり風の性質の気分のムラが出現しました。

これは私の経験の中での一部にしかすぎませんが、このような経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

自分の声を受け入れるために手放す作業とは??

受け入れるためには手放す作業も必要になっていきます。

「手放す」ことは難しく聞こえてしまいますが、ほとんどの人が自分に必要がないものを抱えています。

さきほどお伝えした「ストレス」の中でも自分が自分らしくいられないストレスは、手放しても良いのではないでしょうか。それがもしかしたら、大きな決断にもつながるかもしれません。

その決断(手放し)をしたことで空っぽになった自分という箱の中には、本当の自分の声が教えてくれたこと、ものを入れることができるのです。

受け入れる・手放す作業にオススメの行動

・好きなことをする

・ヨガ

・写経、陶芸など一つに集中できることをする

・瞑想

・マッサージ、シロダーラなど自分を癒す

・好きなアロマを炊く、好きな音楽を聴く

本当の自分の声を受け入れることができると他人も受け入れる

自分を理解し受け入れて、初めて他人を理解することができます。

それはグナ(心)のバランスが整っている、サットヴァな状態でいられるということです。

いつでも心の中(魂)は平穏です。どんな感情にも左右されず純粋で幸福に満ち溢れています。私たちも本来自然とその場所に留まることができます。

子どもの頃の純粋な心のように「受け入れること」「あるがままに生きること」は、私たちに健康で幸福な人生とは何かを教えてくれます。

だからこそ、受け入れることができると人生は楽になるのです。

是非、この機会に自分を見つめる時間を作って受け入れる準備をしてみてください。

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この記事を書いた人

MAMIのアバター MAMI 【アーユルヴェーダ講師】

アーユルヴェーダ講師
セラピスト/ヨガインストラクター
看護師
シータヒーリング プラクティショナー

看護師として勤務した後、趣味だったヨガを深めるためにRYT200時間を受講。ヨガを学ぶ中でヨガの奥深さを知りヨガの道へ。その後アーユルヴェーダと出会い看護師時代にあった疑問が解消されていくことをきっかけにアーユルヴェーダ講師、セラピストコースを修了。現在はフリーランスとしてレッスン、パーソナルを開催。
22年9月に『アーユルヴェーダサロンsodashi』を開業。

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

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