《3月8日は国際女性デー》更年期ホルモン検査について知っていますか?【体験談】検査を受けて気づいたこと、感じたこと
3月8日は「国際女性デー」ですね!日本でも少しずつ根付いてきているのではないでしょうか。
「女性の政治的自由と平等のため」の記念の日として制定された国際女性デーですが、今ではそれだけではなく各地で女性をテーマとした様々なイベントが行われています。
TRULYの読者も女性が多いのですが、国際女性デーをきっかけに、この日を「女性としての自分」を大切にする日にしてみませんか?
そこでご紹介したいのが、「ホルモン検査」です。TRULY世代の皆さんは、ホルモンバランスの変化によって様々な症状に悩まされることも多い年頃です。
その体調不良が女性ホルモンによるものなのかは、実際に検査をしてみなければ分かりません。
自分の状態を知ることは症状改善の第一歩。実際にホルモン検査を受けた方の体験談とリアルな声をぜひ参考に、ホルモン検査のことをぜひ知ってくださいね。
ホルモン検査はなんのためにある?
更年期になると、ホットフラッシュだけでなく、睡眠リズムの乱れ、頭痛、気分の落ち込み、イライラなど心身ともに様々な症状が表れることがあります。
これらの症状の原因は、女性ホルモンの急激な減少によるもの。
感じている症状が女性ホルモンに関係しているのかどうは、病院で検査してみないと明らかにできません。しかし、病院での検査となるとハードルが高く感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回はホルモン検査を実際に受けて感じたこと、気付いたことのリアルな体験談をご紹介します。
ケース1 今の状態を知って早めに対策を(46歳)
1年前に月経不順と貧血で婦人科を受診、ホルモンの検査を受けたこちらの女性。
今のところ薬での治療はせず、「検査を受けて、生活習慣の見直しをしました」と、食生活などの改善で様子を見ているそうです。
気になることがあれば、また検査を受けてみたいと希望しています。
ケース2 受ける前は不安で気が乗らなかったけど(42歳)
「不安だし、気が乗らなかったです」と話すこちらの女性に、更年期症状が現れたのは41歳の頃。
ホルモンの検査を受け、ホルモン剤の内服治療にて症状は改善しているそうです。
検査を受けた後は、本当のことが知れてほっと安心できたとのこと。
ケース3 現実を受け入れて治療することで前向きに (50歳)
3年ほど前に、不正出血やホットフラッシュの症状に悩まされたというこちらの女性。
検査を受ける前は、「不安と恐怖がありました。女性ホルモンが減ってきているかもしれないと言われて、なんだか寂しくなりました」と複雑な気持ちだったよう。
その後、婦人科でホルモンの検査を受けて、膣からのホルモン剤を使用しているとのこと。
今後も女性ホルモンの検査は「怖がらずに受けたいと思います。悶々と悩んでいるより、受けた方が安心できるから」と気持ちも前向きに変化したそうです。
経験者からホルモン検査が気になる方へメッセージ
・将来のためにも検査を受けて今の自分の状態を知って、早めに対策を取るのが良いと思います。
・早めに受けておくと、更年期に対する不安も少なくなるので、安心して受けてください。
・不安もあると思いますが、思い切って検査を受けて、自分の体のために前向きに努力した方が、女性として幸せに年齢を重ねていけると思います。
今回アンケートにお答えいただいたみなさんは、ホルモン検査を受けて、生活習慣の改善に取り組んだり、病院での治療を受けたりと様々な対策をしていました。
気になる症状の原因を知ることで、自分の状態に合った対策も見つかりやすくなります。
更年期世代 定期的なホルモン検査で自分の身体のことを知りましょう
ホルモン検査の方法
ホルモンの検査は、主に血液検査で行われます。
一般的な検査項目は下記の内容です。
・エストロゲン(女性ホルモン)
・プロゲステロン(女性ホルモン)
・女性ホルモンの分泌を調節しているFSH(卵胞刺激ホルモン)
・LH(黄体形成ホルモン)
・卵巣機能に影響するPRL(プロラクチン)
・その他甲状腺ホルモンなど
ホルモン検査の結果から、更年期についてだけでなく、似ている症状が起こる甲状腺や脳などの異常の可能性も知ることができます。
また、治療方針を決める手助けになったりもします。
最後に、更年期の症状は女性ホルモンの分泌量そのものよりも、急激な変化やギャップの大きさが影響している場合が多く、一度のホルモン検査では把握しきれないことがあります。
検査結果に異状がない場合も、半年ほどの期間をあけてホルモン値の変化を確認することをおすすめします。
原因がよくわからない不調が続くと不安になりますよね。でもホルモン検査によって原因を探り、適切な治療や対処法を見つけられれば、体調が改善したり上手に付き合っていくことも可能となります。
ぜひ「国際女性デー」をきっかけに色々と考えてみてくださいね。