【体験談】周囲に理解されにくいコロナの後遺症…更年期にも影響はある?

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新型コロナウイルス感染者に待ち受ける新たな悩みといえば、後遺症。代表的な味覚や嗅覚障害、倦怠感などをはじめ、人によって多種多様な症状が出ると言われています。

そのほかにも、集中力の低下抑うつなど、更年期症状と重なる症状もあるため、戸惑ったという体験談も。そこでTRULYでは、新型コロナウイルス感染症にかかった更年期世代の男女に後遺症や対処法などについて教えてもらいました。

目次

ケース1 「めまいを感じることが増えた」(57歳・女性の場合)

今年の4月に感染したという女性が最初に見舞われたのは、38℃の発熱と喉の痛み。感染時は、解熱剤とうがいでかなり症状は軽減されたと言います。ただし、更年期障害の症状は通常時よりも悪化。なかでも、めまいを感じることが増えたそうです。

体調が落ち着いてからは味覚と嗅覚がなくなる後遺症が出るようになり、同じ状況が半月ほど続いたのだとか。その時期は何を食べても美味しくなかったのが悲しかった、と振り返ります。今回のアンケートでも、味覚や嗅覚に関する後遺症を訴える声は多く見られました。

経験者からコロナの後遺症に悩んでいる方へメッセージ

私は後遺症の治療は行わず、自然と治るのを待ちましたが、つらい方は早めに病院へ行くようにしましょう。

ケース2 「食欲低下と頭がボーっとする」(49歳・男性の場合)

こちらの男性が感染したのは、今年3月のこと。初期症状としては、まず熱と咳が出るようになったと話します。治癒したあとは、胃がムカムカして食欲が出ず、後遺症に悩まされる日々が続いたそうです。

また、男性更年期の症状にも変化が見られ、頭がボーっとするようになったと感じることも。処方してもらった漢方薬を服用して対処したそうですが、それでも元に戻るまでは2か月以上かかったと言います。

経験者からコロナの後遺症に悩んでいる方へメッセージ

僕は周りにあまり理解してもらえないこともありましたが、ゆっくり時間をかければ治ると思うので、あまり不安にならないでください。

ケース3 「集中できず、いつもだるい」(43歳・女性の場合)

上記の2名と同じく、新型コロナウイルス感染症の典型的な症状である喉の痛み、咳、高熱が続いたというこちらの女性。まずは、十分な睡眠と栄養素の高いものを摂取するように心がけたといいます。

その後、疲れやすくいつもだるいような感覚が治癒から半年経ったいまでも続いているのだとか。更年期の悪化などはないものの、仕事をしていてもなかなか作業に集中できず、いくつかの物事を並行してするのが困難だと感じることもあるそうです。

経験者からコロナの後遺症に悩んでいる方へメッセージ

まずは焦らず、無理をしないでください。そして、ゆっくり回復できるように、周りからのサポートを受けて欲しいと思います。

オランダで行われた最近の研究では、感染した8人に1人の割合で後遺症が見られると発表されたばかり。現時点では後遺症の特効薬もないため、今後さらに深刻化する可能性もあります。ただし、新型コロナウイルス後遺症外来を設けている病院も少しずつ増えているので、つらいと感じている方は専門家の診察を受けてみるのもオススメです。

とはいえ、「近所に後遺症外来がない」「そこまでの症状ではないのでハードルが高い」という方もいると思いますが、通常の病院でも相談は可能なので、一人で抱え込むのではなく、まずはかかりつけ医を尋ねてみましょう。

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