【体験談】閉経が近づくと起きやすい心と身体の変化とは?

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閉経が近づいてくると、女性の心や身体にはさまざまな変化が起きやすくなるものです。とはいえ、初めてのことに戸惑ってしまったり、不安に陥ってしまったりする人も多いのではないでしょうか?

そこでTRULYでは、閉経を経験した女性を対象に、閉経の前後で感じた症状についてアンケートを実施しました。来るべきときに備えるため、参考に実際のエピソードをご紹介したいと思います。

目次

ケース1 生理不順になった(54歳・女性の場合)

「最後の生理は、53歳の誕生日の直後でした」と話すこちらの女性。閉経する1年前から生理の周期が乱れるようになり、2日目には出血が多くなりがちだったのだとか。そのため、外出中もつねに心配がつきまとっていたそうです。ほかの女性たちからも、「生理不順になった」「回数が減っていった」「生理痛がひどかった」といった声が多数見られました。

閉経前の生理は、量も周期もかなり個人差があるようなので一概には言えませんが、生理が不順になりはじめて1~2年で閉経するというのが多くみられるパターンと言われます。更年期に入り卵巣機能が低下することで、生理が不順になりやすくなるため、生理不順は閉経が近づいてきたひとつのバロメーターと言えそうです。しかし、気を付けないといけないのが、周期の乱れが病気や予想外の妊娠などの可能性もあるということです。周期の乱れを感じたら、一度婦人科を受診して、身体の状態を確認しておきましょう。

閉経をこれから迎える方へアドバイス

私はいまもホットフラッシュや気持ちの落ち込みに悩まされているところがありますが、生理が無くなって楽になったと感じています。ぜひ、頭寒足熱や半身浴などで更年期障害の対策をするように心がけてみてください。

ケース2 太りやすくなった(55歳・女性の場合)

こちらの女性が閉経を経験したのは、いまから半年前。53歳くらいから生理の回数が減っていき、そのまま閉経を迎えたといいます。閉経してからは、それまで感じていた身体のほてりや不調はほとんどなくなったそうですが、痩せにくい体質になったと感じているのだとか。実際、「閉経してから、お腹周りに肉がつくようになり、太ってしまいました」と明かしています。

アンケートのなかには「痩せました」という方もいましたが、大半の女性は「太りやすくなった」と回答。加齢によって基礎代謝が落ちてしまうことや女性ホルモン分泌の低下によって内臓脂肪がつきやすくなってしまうことが、原因だと言われています。だからこそ、適度な運動やバランスの良い食事を続けることは更年期に体型キープするためには欠かせません。無理なく継続できる方法を見つけるようにしましょう。

閉経をこれから迎える方へアドバイス

最初は老いを目の当たりにさせられたようで寂しい気もしましたが、開き直って素直に受け入れたら、いまは楽しいことをたくさんしたいという気持ちになりました。みなさんも、ポジティブに考えるようにしましょう!

ケース3 精神的に不安定になった(58歳・女性の場合)

56歳で閉経を迎えた女性が経験したのは、気持ちの落ち込み「何をするにもやる気がなくなり、うつ状態で疲れやすくなっていた」と振り返ります。当時は、以前なら気にならなかったことにも腹が立ったり、悲しくなったりするときもあったといい、肉体的よりも精神的な悩みが大きかったようです。

こちらの女性に限らず、閉経前にイライラやモヤモヤを抱えていたというエピソードについて語る経験者は、多く見られました。うまくコントロールできない場合もあるかもしれませんが、自分なりの気分転換法などを事前に考えておくのも大切なことです。日常生活に影響が出るほど辛い時は、適切な治療で改善することができるので、一人で我慢せずに婦人科やメンタルクリニックなどで相談してみましょう。

閉経をこれから迎える方へアドバイス

とにかく気にしないこと。気分が落ち込みがちになることもありますが、いまのうちから楽しいことをどんどん見つけて、それに没頭するのがオススメです!

以上、閉経前後の心と身体の変化に関する経験談をご紹介しました。閉経が近づいてくると、誰もがさまざまな不安を感じてしまうと思いますが、つらいときこそ「生理による悩みから解放されて一気に楽になった」「より前向きになれた」など、先輩たちから届いた声を頼りに、慌てることなく乗り切りましょう!

この記事を監修した専門家

監修助産師/看護師

東衣里


助産師として大学病院産科病棟・外来にて勤務。その後、大手百貨店で妊娠・出産・育児を中心とした相談業務を担当。また、都内複数の区からの委託を受け、こんにちは赤ちゃん訪問(出産後の新生児訪問)にも従事。

現在はTRULYにて、チャット相談業務や記事執筆などを担当。地方へ移住して、リモートワークという形で仕事とプライベートを両立。自身も、働く女性・一児の母として、困っている女性の気持ちに寄り添った、実現可能なアドバイスを心がけている。

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この記事を書いた人

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