【体験談】更年期症状で病院に行くべき?悩んでいるなら診察を!
「更年期症状」と一口に言っても、人によって症状はさまざま。そのため、インターネットで検索しても、友達に聞いてみても解決しないことってありますよね? そんなときは専門家に相談したいところですが、とはいえ「病院でどんな診察や治療をしてもらえるのか」と不安に感じる人も多いかと思います。
そこで、TRULYでは40歳以上の女性を対象に行ったアンケートから、更年期症状で病院に行ったことがあるという女性たちの生の声をご紹介したいと思います。
ケース1 手足の痛みが辛かったから(56歳・女性の場合)
こちらの女性が病院に行く前に感じていた不調は、めまい、いきなり汗が出る、眠れない、身体中の痛み、手足の痺れなど。いろんな症状が次々と表れるようになり、自分で情報集めに奔走したそうですが、病院に行こうと思ったきっかけは、「手足の痛みが我慢できないほどになったから」と話します。
病院で検査をした結果、「更年期障害」と診断され、処方されたのは漢方。そのほかには、「無理をせず、体調に合わせて適度な運動をしましょう」と提案されたそうです。通院は5年ほどにわたり、2か月に1回くらいの頻度で診察を受けていると言います。病院に通っている間も、いろんな症状が出ることもあったそうですが、時間の経過とともに緩和されてきていると感じているのだとか。
更年期症状で悩んでいる女性に向けてアドバイス
私は診断が出て少し安心したので、医療機関に相談や診断をしてもらって対処することをオススメしたいです。悩めば悩むほど悪化するような気がするので、悩むよりもまずは解決することが一番の手段だと思っています。
ケース2 動悸やほてりに悩まされて(52歳・女性の場合)
あるときから、動悸や突然体のほてりを感じるようになったというこちらの女性。病院に行こうと思ったのは、別の用件で病院に通っていたときに、看護師さんから「更年期症状なら病院に行ったほうがいいですよ」と声をかけられたからだったと振り返ります。
その後、何科に診察に行くべきなのかをネットで調べて婦人科へ。そこではホルモン補充療法を勧められたそうですが、プラセンタ注射がいいという話を聞いていたこともあり、変更してもらうことに。初めの1か月位は週に2〜3回、その後は週に1〜2回の通院を1年近く続けたそうですが、通い始めて3か月くらいで症状が緩和しているのを感じたと言います。
更年期症状で悩んでいる女性に向けてアドバイス
ネットにはいろいろな事が書いてありますが、すべてを鵜呑みにするのではなく、まずは病院で詳しく聞くようにしましょう!そのあとに、それらを参考にしながら自分で調べるなりして、治療を始めるのがいいのかなと。友達や周りの人に聞くのもいいですが、どうしても個人差があるので、結局は自分の判断や責任でやるのがいいと思います。
ケース3 汗やめまいを感じるようになった(68歳・女性の場合)
更年期症状に悩まされていた当時、まだ仕事をしていたというこちらの女性は、通勤途中に具合が悪くなり、まずは内科へ。そこで婦人科に行くように勧められたのが最初のきっかけだったと話します。診察内容は、問診と血液検査。その結果、ホルモン剤を処方されたそうです。
月1回のペースで約3年間の通院を続けたのだとか。ホルモン剤の服用は55歳で辞めたそうですが、定年退職まで安心して仕事を続けることが出来たので、病院に行ってよかったと振り返っています。
更年期症状で悩んでいる女性に向けてアドバイス
更年期は女性なら誰でも通る道なので、症状に悩んでいるのであれば、迷わず治療を受けることが大事だと思っています。
以上、更年期症状で通院経験のある女性たちのアンケートをご紹介しました。今回取り上げた方々は、薬や注射などの治療をされていますが、医師から食習慣を整えることや規則正しい睡眠、適度な運動といったアドバイスをされたという声も上がっています。
どのタイミングで病院に行ったらいいか難しいと感じる人もいるかもしれませんが、経験者のみなさんが言うように、精神的な負担を軽くするためにも気になることがあるならば、まずは一度病院に相談してみましょう!
この記事を監修した専門家
監修助産師/看護師
東衣里
助産師として大学病院産科病棟・外来にて勤務。その後、大手百貨店で妊娠・出産・育児を中心とした相談業務を担当。また、都内複数の区からの委託を受け、こんにちは赤ちゃん訪問(出産後の新生児訪問)にも従事。
現在はTRULYにて、チャット相談業務や記事執筆などを担当。地方へ移住して、リモートワークという形で仕事とプライベートを両立。自身も、働く女性・一児の母として、困っている女性の気持ちに寄り添った、実現可能なアドバイスを心がけている。