【体験談】無理解・非協力……更年期の私がイライラすること

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「病気じゃないんだから」「気の持ちよう」など、周囲の人に更年期のつらさを理解してもらえなかった経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

みんなが一度は通過する「更年期」。少しずつ話題にあがることも増えてきましたが、まだまだ本音は言いづらいもの。

今回は、更年期に悩んでいる綾子さん(仮名・48歳)へ素直な気持ちを吐き出してもらいました。同じようなつらさを抱えている仲間がいると知ってもらうことで、少しでもあなたの心が軽くなるかもしれません。

目次

イライラしていたら「また更年期か?」と言われて傷つきました

綾子さんは2,3年前から更年期症状を感じ始めたんですね。

自覚するようになってから、愚痴りたいことは増えましたか?

綾子さん

そうですね。

不安や体調のつらさがあるのに、家族に、特に夫になかなか理解されなくて……。

更年期って自分の意思ではなく、イライラやだるさで家事が思うように出来ないことを理解してほしいです。

具体的にご主人のどんな様子に、理解されていないと感じますか?

綾子さん

「ご飯くらい炊いてくれよ」とか。

イライラしていると「また更年期か?」と言われたこともあります。

体調が悪いときにその言葉は傷つきますよね。

綾子さん

そうなんです。私が具合悪いのに、目の前でため息。

何を言われるよりその態度に腹が立ちます。

ため息をつきたいのは、綾子さんの方ですよね。

Bさん

はい。とにかく体調が良くないことが多いから、今まで当たり前にできたことができない日もあるし、そんな自分にもイライラするし……。

それなのに何も気づかない夫、動かない夫によりいっそうイライラします。

そういった更年期に関する悩みや愚痴は、誰かに相談できていますか?

Bさん

同じ悩みを持っている友達に相談しています。

趣味の仲間なんですが、同世代の女性が多いので、集まったときにお茶しながら愚痴大会です。

みんなまわりの理解がないことに悩んでいて、自分ひとりじゃないと思えることで、気持ちが楽になります。

似たような悩みのある人に話せるとスッキリしますよね。

ほかに悩みやイライラを解消するのに役立っている方法があれば教えてください。

Bさん

とにかくひとりになる時間を作ることですね。私の場合はドライブです。

好きな音楽をかけながら運転に集中すると、なんだか落ち着くんです。

なるほど。自分なりの気持ちが落ち着く方法があるというのはいいですね。

綾子さんと同じように、身近な人に理解されなくて悩んでいる女性に向けて、アドバイスがあればお願いします。

Bさん

うーん、私もアドバイスが欲しいくらいですが(笑)

ひとりで抱え込まずに愚痴る!好きなもの食べる!笑う!が大切かな。

ありがとうございました!

誰かに愚痴ることは立派なストレス解消方法!

綾子さんも「ひとりで抱え込まずに愚痴る!」と話されていたように、誰かに話すことは立派なストレス解消方法です。言葉にすること自体に、悩みや不安を軽くする効果があります。実際に心療内科などのカウンセリングでも、相談者の話を聞くことが重要視されます。

もし身近に話せる人がいないという場合は、文字に書くことでもスッキリしますよ。ブログやSNSで発信してみると、オンライン上で愚痴仲間が見つかるかもしれません。

そして、根本的に悩みを解決するためには、身近な人に理解してもらいたいですよね。ですが、相手を変えるということはとても難しいもの。自分の心を守るためにも、綾子さんにとってのドライブのように、オリジナルのストレス解消方法を見つけるのは、更年期を乗り切るためのスキルのひとつです。手芸のように集中できることや、好きな芸能人など夢中になれるものがおすすめです。

もしもコントロールできないようなイライラがつらいという場合には、病院で相談することで改善できるケースもあります。更年期に少なくなる女性ホルモンを補う治療法や漢方など、症状や希望に合わせていろいろな対策を提案してもらえます。

更年期にイライラしたり、傷つきやすくなったりするのは当たり前のこと。周りから何を言われても、同じ悩みを持っている仲間は、あなたが頑張っていることを知っています。顔も名前も知らないけれど、そんな更年期に悩んでいる仲間がたくさんいることを、頭の片隅に知っておいてもらえればと思います。

※本記事は実際の体験談をもとに構成・編集しております。

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この記事を書いた人

東衣里のアバター 東衣里 【助産師・看護師】

助産師として大学病院産科病棟・外来にて勤務。
その後、大手百貨店で妊娠・出産・育児を中心とした相談業務を担当。また、都内複数の区からの委託を受け、こんにちは赤ちゃん訪問(出産後の新生児訪問)にも従事。
現在はTRULYにて、チャット相談業務や記事執筆などを担当。
地方に移住して、リモートワークという形で仕事とプライベートの両立を実現。
自身も、働く女性・一児の母として、困っている女性の気持ちに寄り添った、実現可能なアドバイスを心がけている。

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません。

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