更年期対策レシピvol.4 大豆イソフラボンを摂るだけではダメってホント?【レンジで簡単!厚揚げとキャベツのごま味噌和え】
目次
更年期と大豆の関係
「ほてり」「動悸・息切れ」「疲れやすい」などの更年期症状がつらい…。そんな時は大豆製品がおすすめ!と耳にしたこと、一度はありますよね?
だから豆乳や納豆、豆腐をせっせと食べている…それなのにやっぱり更年期症状がつらい。そんな風に感じていませんか?
それ、もしかすると、大豆イソフラボンからエクオールが作られていないのかもしれません。
エクオールって何?
大豆製品に多く含まれる大豆イソフラボンは、私たちの腸内細菌によりエクオールという物質に変化します。
エクオールは大豆イソフラボンそのままの形よりも、女性ホルモンに似た働きが高い成分となります。
このように、更年期症状を軽くしてくれていたのは、実はエクオールという成分だったのです。
しかしエクオールは誰もが作り出せるわけではありません。
エクオールが作れるかどうかは、エクオール産生菌が腸内にいるかどうかによります。
実は日本人では約50%、2人に1人は作れないと言われています。
ちなみに自分がエクオールを作れるかどうかを知るには、病院で検査の他、インターネット上でも調べるキットが販売されているので、参考にしてみてくださいね。
エクオールを作る力を高めるためには?
「もしエクオールが作れないなら大豆製品食べてもムダなの?」
そんな疑問がわいてくるかもしれません。でも実はそうでもないようです。
まだまだ研究中ですが、エクオールを作る力を高める可能性として、腸内細菌を増やすオリゴ糖と食物繊維があげられています。
オリゴ糖が豊富な食品
- 大豆製品(豆腐、納豆、豆乳、きな粉、味噌、醤油など)
- 玉ねぎ
- ごぼう
- アスパラガス
- バナナ
- はちみつ
- てんさい糖
食物繊維が豊富な食品
- 玄米
- 全粒粉
- きのこ
- 豆類
- 海藻類
- 野菜
- 果物
それにそもそも大豆に含まれる栄養素は、大豆イソフラボンだけではありません。
大豆はたんぱく質、ビタミン、ミネラル、大豆オリゴ糖、食物繊維、レシチンなどの栄養たっぷりの食材です。
ぜひ大豆製品を食卓に上げる機会を増やしてみてくださいね!
【参考文献】
- 缶詰技術研究会「食と容器」(2020年3月号)
- 缶詰技術研究会「食と容器」(2020年3月号)
- 最新版 だって更年期なんだもーん 治療編 善方 裕美,高田 真弓,主婦の友,2017年発行2月2日発行
- 見てわかる!栄養図解事典 中村丁次,PHP研究所,2008年8月19日発行
- 新しい実践栄養学 落合敏,主婦の友,2014年9月18日発行
レンジで簡単!「厚揚げとキャベツのごま味噌和え」のレシピ
材料【2人分】
- 厚揚げ:1枚
- キャベツ:2枚
- 豆苗:20g
- A みそ:大さじ1
- A みりん:大さじ1
- A しょうゆ:小さじ1
- A すりごま:適量
- A ごま油:小さじ1
作り方
- 厚揚げは一口大に、キャベツはざく切り、豆苗は5cm程度の長さに切る。耐熱性のお皿やボウルに入れてラップをかけたら600wのレンジで3分加熱する。
- Aを混ぜ合わせ、1と和える。