【質問】なぜ更年期障害は起こるのでしょうか? 生理と同じように軽い人もいれば、重い人もいるのですか?

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質問

なぜ更年期障害は起こるのでしょうか? 生理と同じように軽い人もいれば、重い人もいるのですか?(生理の軽い/重いは、更年期の軽い/重いに関係しますか?)

回答

女性の自然な加齢現象として、卵巣機能が衰え、卵巣からの女性ホルモンの分泌が不安定になってきます。海外ではこの不安定な期間も、治療を要する更年期障害も、同じ「更年期」と表していて、あえて「障害」とつけていません。更年期の期間は、人それぞれに様々な症状があるからです。

生理が軽い、重いのように考えたいかもしれませんが、生理は子宮や卵巣の病気によるものが多いのに比べ、更年期障害は子宮や卵巣の病気ではなく、自然な加齢現象によって不安定になったホルモンに対し、身体的な性質、成育歴や性格などの心理的な部分、職場や家庭における人間関係といった社会的な部分が重なって発症すると考えられています。

(C)Adobe Stock

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この記事を書いた人

高橋しづこのアバター 高橋しづこ 【監修医師】

日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
臨床遺伝専門医

米国オレゴン州私立Reed Collegeを卒業。その後、東海大学医学部へ入学。 同大卒業後、東京大学医学部大学院にて医学博士を取得。 現在は都内総合病院の産婦人科、不妊治療クリニックなどで活躍中。 3人の子供をもつママドクターで、高齢不妊・妊娠・出産のつらさや痛みが分かるぶん、患者さんの話にはできるだけ真摯に耳を傾けたいというのが信条。

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